仕事を終えて帰宅してから、久しぶりにコンサートへ。今回聞きに行くのは、「東京藝術大学同声会コンサート」といって東京芸術大学出身の人たちによる演奏会。ピアノ、声楽、ヴィオラ、フルート、クラリネット、そして箏や尺八の和楽器まで登場。様々な音に浸ることができた。
声楽ではバリトンの声量に驚かされた。人間の声は素晴らしい楽器だなとしみじみ思った。
フルートとクラリネットの掛け合いというのを初めて聞いた。ケルター・ボーンの「束の間の出会い」という曲だったが、2つの楽器の音が会話しているように絡み合う趣向は新鮮だった。
圧巻は最後の和楽器。箏が4人に尺八が1人の構成で、静かな和のハーモニーがゆっくりと流れるかと思いきや、全く予想していなかった壮大な音の波に圧倒された。ちょっとしたオーケストラのように様々な箏の音が重なり、そこに尺八がアクセントをつける。非常に素晴らしかった。日本の室内楽として外国の人に聞かせたいと思った。
いい音に浸れた夜は幸せな気分。
「音の雨」
外は雨 中は妙なる 音の雨
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