この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
12月
12月31日(日)曇り時々晴れ

ついに大晦日。最後の食事はワシは揚げ出し豆腐を作った。崩れてしまったが味はほめられた。今日は日本酒の熱燗で結構飲んだ。最後は蕎麦で〆て今年一年を締めくくった。





ということで、例によって今年の総括。

・仕事に関しては今年もさんざんだった。精神的にかなり追い詰められた。もう本当に毎年毎年つらい。来年こそ、来年こそと言いながら毎年つらい。もうどうにでもなれという感じ。

・ランに関しては、大会に出ない主義だったワシが「小郡ハーフマラソン」と「福岡マラソン」に出た。どういう心境の変化か自分でもわからない。来年もいくつか出る予定。なぜだろう?

・筋トレは回数は減ったが一応続けている。部屋の模様替えでトレーニングルームを広くしたので来年はもっと回数を増やそうと思う。

・料理は本当にたくさん作った。パスタ以外にもつまみもおかずもいろいろ。もはや趣味として楽しく感じるようになった。

・1月に糸島の「火山」で初日の出を見た。

・3月に「小郡ハーフマラソン」に出走。

・3月の「春の登山と温泉の旅」は湯布院の「倉木山」と「城ヶ岳」へ。初めて泊まった湯平温泉は非常に良かった。


・5月の連休で、福井、金沢、京都、岡山、倉敷を巡る4泊5日の長旅。ずっと行きたかった「永平寺」を訪問して感動の極み。

・6月に初代ジャガ男君が力尽きたので、二代目ジャガ男君に乗り換え。

・7月、久しぶりに山笠を見た。

・8月、初めて護国神社の「みたま祭り」に行った。

・9月、「小鹿山」に登るついでに別府で1泊。これがなかなか楽しかった。

・ 11月、「福岡マラソン」に出走。

・年末の旅行は「菊鹿温泉」へ。「花富亭」はコスパ最強!

・登った山は、「青螺山」、「 青螺御前」、「 倉木山」、「 城ヶ岳」、「 下泉水山」、「 上泉水山」、「 小鹿山」。現在149座。

・読んだ本は、永平寺に関する書籍4冊、平岩弓枝や高田郁など女性作家の作品、北方謙三の作品、ホメロスの古典、トマス・ハリスのハンニバルシリーズ、ダフネ・デュ・モーリアのサスペンス、シャーリー・ジャクスンのホラー、アガサ・クリスティーの推理もの、その他ウィリアム・フォークナー、キャサリン・マンスフィールドなどの海外文学作品、国木田独歩、川端康成、太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、田村敏子、芝木好子、安部公房、大江健三郎などの日本文学、海外のドキュメンタリーなど。

いろんなことがあったが、この先の人生について考えては不安に怯えてばかりいた一年だった。もう本当に精神的に疲れた。
夢を追いかけるとか、誰かのために頑張るとか、もうそういうのはなくなった。

来年はこれまでとは全く違う人生を模索していこうかなと思う。誰かに合わせるのではなく、自分の好きなように生きる。そうしないと生きている意味がないような気がする。
新しい自分になる一年にしたい。

(今年一年でお世話になった全ての方に深く感謝申し上げます。)

「一年」

生きてなお 何があるかと また一年
時に羨む 先に逝く人

12月30日(土)晴れ

午前中は掃除の仕上げとワシの部屋の模様替えというか引越。今までの仕事部屋を完全にトレーニングルームにし、本棚がある部屋で仕事することにした。これがなかなかいい感じ。とりあえず本と音楽があればご機嫌だから言うことなし。
来年はここで久しぶりに小説の一つでも書いてみるかな。



午後は買い物に行って、帰宅してから今年最後のラン。大濠公園はたくさんの人で賑わっていた。
今年もあと一日。

「書斎」

名作の 壁に見られて 何を書く

12月28日(木)晴れ

朝起きてすぐに部屋の半露天風呂へ。まだ夜が明けてなく、満月を眺めながら温まった。もうここの風呂最高。

姫と宿の周囲をちょっとだけ散歩してから、朝食会場へ。この朝食がまたおいしくて、ここ数年でもなかったほど大量に食べてしまい、お腹パンパン。

11時前に宿を後にして、最初に向かったのは「鞠智城」。大陸の建物を思わせる古代の楼が再建されており、なんとも興趣をそそられた。城全体が散策道になっており、ここでしばし散歩。



次は「菊池観光物産館」で買い物して、「松風本家 正観寺丸宝」で松風を買い、「道の駅 七城メロンドーム」でまた買い物。
既にお昼時だが朝飯がパンパンに入ってるのでなかなか空腹にならない。



次は昨晩も飲んだお酒「千代の園酒造」とお味噌の店「木屋本店」に寄った。こういう地元の老舗を訪ねるのは好きだ。





最後は「八千代座」を見学。これが非常に面白かった。ガイドさんの案内があったので勉強になった。もしここで歌舞伎が見れたらこんな最高なことはないなと思った。







結局お昼は食べずに菊水インターから高速に乗り、4時には帰宅。夜はキムチ鍋で焼酎。

またしても九州の魅力的な小さい街を再発見するいい旅になった。

「八千代座」

八千代座や 軋む板間の 興趣かな

12月27日(水)晴れ

今日から休みに入った。そして年末恒例の温泉旅行へ出発。今回は菊鹿温泉。ついでに山鹿と菊池を楽しんでこようというプラン。

午後に出発したが、宿に入るには早すぎるので「菊鹿ワイナリー」へ寄り道。以前、奥様が山鹿出身のKさんからここのワインを頂いてすごくおいしかったので、このワイナリーには以前から行ってみたかった。繁華街から遠く離れた丘の上にあるワイナリーは周囲の長閑な風景にマッチした素敵なところだった。ここでワインを購入。
裏のワイン畑を眺めつつ、姫は試飲をしてご満悦の様子だった。







その後、今回の宿「花富亭」に到着。ここは特に理由があって選んだわけではなく、他にないのでここになったというのが正直なところだが、これがとんでもなく当たりであったことを後ほど実感することになる。



部屋は小さな半露天風呂がついており、清潔快適で申し分なし。
部屋の風呂は後の楽しみにとっておいて、まずは広々大浴場で旅塵を落とした。



そしてお楽しみの食事。これが大当たり。素材本来のおいしさを損なわない上品な味付けでどれも最高においしかった!盛り付けの演出も楽しませてくれて、舌にも目にもおいしい食事だった。



日本酒の利き酒セットではメニューから自由に3つ選べたり、菊鹿ワイナリーのワインの試飲もできて、あれやこれやといろいろ飲めて楽しかった。時間をかけてゆっくり飲み食いできたので酔いももたれもなくいい感じでご馳走様。

そして部屋に戻って半露天風呂。これがぬるめで快適すぎ。なかなか湯船から出られなかった。

和室に用意された低いベッドに入り、「ここはもしかしたらコスパ最強なのではないか?」と考えているうちに夢の中へ。


「おもてなし」

湯煙や 見知らぬ街の おもてなし

12月24日(日)曇り

午前中は軽くラン。大濠公園2周した後に、西公園を2周、戻ってきてまた大濠公園1周して帰宅。約13km。





西公園のホットドッグはこんなに寒い日でも行列。まだ食べたことないから近いうちに食べないといけない。



夜はクリスマススペシャルコラボディナー。ワシはベーコンとしめじを使ったスペシャルタリアテッレを作った。
ワインはサンテミリオンの赤とドイツのリースリング。どちらもうますぎ。飲みすぎてしまった。







豪華なディナーになったが、料理のコストはてんで安い。それで楽しめるならもはや外食の必要性を感じない?

「聖夜」

ここぞとや ワインが飲める 聖夜かな

12月21日(木)曇り時々雪

いきなり真冬に突入。雪の舞う寒さになった。平地では天気予報でいうほどひどい雪は降らなかったが、さすがに雷山はすごかったようで、「雷山千如寺」の和尚さんが送ってくれた大カエデの写真を見るとまるで雪国。



帰宅後、よほど悩んだけど時間があったので大濠公園に走りに行った。今日ほど行くのがつらい日はなかった。何が楽しくてこんな寒い思いをするのかと自分でも理解不能。最初の2周は吹雪の中を走るようだった。3周目で雪はやんで晴れ間が見えた。 さすがに走ってる人は少ない。だがこういう日は帰ってからの風呂が普段より天国に感じる。

「吹雪のラン」

鼻水を 凍らせてまで なぜ走る

12月17日(日)曇り時々雪

雪がちらつくほどの寒さなのに、勇敢にも姫が走るというのでお昼前からスタート。また「ラン&ランチ&ショッピング」になるのかと思いきや、今日はしっかり走るのではなく、”小走り”にするということで、「小走り&昼食&買い物」。略して「こばちゅうかい」というらしい。いろいろ考えだす人だ。

最初の目的地は「古雅書店」の古賀さんに教えて頂いた「LUMO BOOKS」。谷の方角へ住宅街の中を抜けて坂道を登っていくと、古民家を改装した素敵すぎる本屋があった。教わらないと一生見つけることはできなかっただろうと思うような場所。
まず建物自体が素晴らしかった。古き良き日本家屋。座敷はほぼそのままだそうな。素敵な家に住んでた人がいたんだな。
置いてある本がまた素晴らしい。個人的にヒットする文学作品がたくさんあった。これから時々お世話になるのは間違いない。







お次は「シティベーカリー」。ここでパンでランチ。ここのフォカッチャサンドのおいしいこと。他のパンもどれもおいしかった。
そしてすぐ近くの「マキイ」で買い物。そして平尾経由で警固の「サニー」でまた買い物して帰宅。約9km。

夜はワシは「ふろふき大根」を作った。寒い夜は熱燗で決まり。



「ノスタルジー」

古本と 日本家屋や ノスタルジー

12月16日(土)曇り時々雨

ジュンク堂の古本市で買ってきたマーカス・デュ・ソートイの「素数の音楽」。難しい本なので読むのに2週間以上かかったが、超絶面白かった。
クレイ数学研究所のミレニアム問題の一つにもなっている「リーマン予想(無数に存在する素数の分布の規則性に関する予想)」の証明にチャレンジする古今東西の天才数学者たちの話。
誰かが苦闘しながら進んだ道を次の世代の誰かが引き継ぐ。そして少しずつ真相に近づくが、現在でもまだ誰も証明することはできていない。ドイツのベルンハルト・リーマンによって提唱されたのが1859年なので、164年も未解決ということになる。壮大な謎解きだ。

まるで神様が、「人間にこの問題がわかるかな?」と出題して、時代ごとの最高の頭脳が挑戦し続けているという感じだ。なんともロマンのある話だ。
今でも世界中の数学者がチャレンジしているが、是非ワシが生きている間に解決して欲しい。



「数学」

もはや無理 ゼータ関数 なんのこと?

12月10日(日)晴れ

午前中は掃除。今日は異様に暖かいので、年末の窓掃除もやってしまおうと奮起。すべての部屋の窓の外側を全部拭いた。結構疲れた。

午後はロングラン。サポーターもつけずにハーフの距離を走ってみたけど、膝は異常なし。一安心。
今日のコースは、赤坂〜国体道路〜城南線〜西新〜室見橋〜室見川河畔〜やよいの風公園の往復。







室見川河畔もやよいの風公園も久しぶり。やはりこのコースは気持ちいい。

夜は復習もかねていろいろつまみを作った。



・じゃがいもの煮っ転がし
・焼きナス
・納豆玉子豆腐
・サツマイモと玉ねぎと小松菜のサムライソース炒め

今夜は喉が渇いてたので薄めの焼酎ソーダ割をごくごくと。

一人は気楽だが掃除、洗濯、炊事と仕事が多くて疲れる。

「お留守番」

お留守番 酒の相手は Youtube

12月9日(土)晴れ

姫が木曜日から里帰りしてるので今夜は一人飲み。どうしても天ぷらが食べたかったので、さつまいも、玉ねぎ、ちくわで一人天ぷら。そして熱燗を飲んだ。天ぷらにはやはり熱燗。



一人だとちょい飲みすぎる。

「天ぷら」

天ぷらと 熱燗まさに おやじかな

12月5日(火)晴れ

今週は日中は暖かいが、朝と夜はそれなりに寒い。一昨日の朝ランから冬のウェアに変更したが、今夜も上半身は冬仕様。
とはいえ、ずっとマラソンやってると寒さへの耐性がつくのか、とりあえず2kmほど走ればもう寒さは感じない。

最近は体の調子がいい。走るときにも何も不都合を感じない。膝も問題ない。もしかして膝は完治したのだろうか?
日曜日にハーフでも走って確かめよう。

大濠公園はクリスマスモードになった。でもさすがに寒いので夜は人が少ない。



「電飾」

いつの間に 師走の光 LED

12月3日(日)晴れ

朝ランで始まる日曜日。姫は”ニンジン”がないと走らないので、今日はモーニング付き。
コースは、赤坂〜大濠公園〜六本松〜梅公園緑道〜筑肥新道〜平尾。
ここで偶然見つけた新しいお店「待ちぼうけ」でモーニングを食べて、帰りは、平尾〜薬院〜警固〜福岡市立中央体育館前〜赤坂。





今日は「福岡国際マラソン」があるので、12時前に「平和台陸上競技場」前で待機。スタートを見送ってから、六本松にある「大島ラーメン あづまや」に移動してランチ。
食べたらすぐに別府橋通りに出て、通過する選手を応援。
その後買い物して、また「平和台陸上競技場」に戻り、戻ってくる選手を応援。
今年は、一昨年優勝したマイケル・ギザエがまた優勝。期待された細谷恭平は4位だった。



どの選手も間近で見ると本当に速い。ストライドが長くてフォームが美しい。あの人たちは頑張って頑張り抜いて、マラソンを極めつくしたわけだ。尊敬せずにいられない。

夜はそんなマラソンの話をしながら毎度毎度の焼酎ソーダ割り。今日ワシが作ったのはジャガイモのガレット。



「マラソン」

2時間台 どんな世界が 見えるやら