この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
5月
5月28日(日)晴れ

最近、疲れが抜けないので午前中はのんびり読書
お昼前に姫とランチを食べにお出かけ。西区の中華「Hana87」へ。ここの中華マジで気に入った。今度夜に自転車で来て酒を飲もうということになった。

買い物して帰宅後、一人で軽く走りに行った。今日は福岡城址と大濠公園をうろうろして約10km。
気温と湿度が高くて汗だくになったが、風があったので救われた。









夜はピザやなんやらでビール。ワシは「トマトのマリネサラダ」を作った。
今日は暑かったからビールがうまい。



「コロナあけ」

コロナあけ あひるボートは 出はらって
聞こえる会話の 言語わからず

5月17日(水)晴れ

パスタを作る時に、茹でるための鍋と作るためのフライパンの2つが必要だが、これが1つでできたらどんなに楽だろうか?と誰しも考えたことがあると思う。いわゆるワンパン(フライパン一つで作ること)というやつ。実際、山ではそうやって作ったことがあるし、自宅でも何度かチャレンジした。でもトマトソースは濃厚に作りたいのでずっと避けてきた。それを今回敢えてチャレンジ。

普通に作ったトマトソースに水を足して沸騰させる。そこにパスタを投入。これが規定の時間が過ぎても柔らかくならないので途中ちょっと焦る。でも待ってればちゃんとアルデンテになってくれて、ソースもたっぷり吸ってくれるのでおいしく出来上がる。



姫の評価も良かったのでこれから月1回くらいワンパンでいこうかなと画策中。

「ワンパン」

ワンパンや 一つ減らせる 洗いもの

5月14日(日)晴れ

午前中、ジャガーのお店へ。そしてランチは久しぶりに「イエスチキン福岡店」へ。

午後は久しぶりのロングラン
。どうも身体が重いので10qぐらいですぐ帰って来ようとコースも決めずに走り始めたが、走り始めると逆に元気になってきて、結局20km走った。身体がダルい時には逆に走ってみると元気になるというパターンはよくある。血行がよくなるからだろうか?

今日のコースはとにかく人が多いのでそれを避けるために住宅街の中に入って行った。普段通らない静かな住宅街を走ってると知らない街に来たみたいでおもしろかった。

赤坂〜大濠公園〜住宅街(大濠〜今川〜西新〜祖原〜高取〜昭代〜藤崎〜弥生〜室見)〜筑肥川橋〜室見川河畔〜西部運動公園〜室見川河畔〜202号バイパス〜赤坂 約20km。







夜はなんとなく韓国風のつまみばかり揃った。ワシは「豆腐のジョン」を作った。



「ロングラン」

20km 酒もはいって 早寝かな

5月10日(水)晴れ

爽やかな秋晴れに恵まれて、今日は「雷山千如寺」さんの「御経会」。まだマスクをしてる人がいるとはいえ、何も制限はなくかつての「御経会」の状態に戻った。
日々のいろんなことが平常に戻っていくことがありがたい。

















( 動 画 )

この行事を取材するのは今回でなんと20回目!自分でも驚き。20年この行事を見てきたのかと。でも奈良時代から続く「雷山千如寺」さんの歴史からすればほんの一瞬だ。やがて長男さんがあとをつぎ、次の世代へと受け継がれてこの先ずっと繰り返されるのだろう。そうやって伝統は守られていくんだな。

「御経会」

粛々と さつきの風も 般若経

5月6日(土)

5時半起床。どうも旅先では早く目が覚めてしまう。
岡山駅までパンを買いに行って、部屋に戻って朝食。そして9時過ぎの在来線で倉敷へ向かった。

倉敷での目的地は、今回の旅において「永平寺」に次ぐ目玉である「大原美術館」。ここは私設美術館でありながら非常に素晴らしいコレクションを誇る。名画が紹介される際に"大原美術館所蔵"という表示をよく見るので、いつか行ってみたいと思っていた。

倉敷駅に着いて、徒歩10分ほどで倉敷の美観地区に入る。その中に「大原美術館」はどっしりと構えていた。
大原財閥を築き上げ、社会活動にも積極的に取り組んだ大原孫三郎が、画家の児島虎次郎に依頼して収集した名画がここに収められている。だから大原孫三郎の財力と児島虎次郎の審美眼のおかげで今日我々はこの素晴らしいコレクションを見ることができるわけだ。









そこで出会える錚々たる画家たちは、ピカソ、ルノワール、エル・グレコ、モディリアーニ、シャガール、ユトリロ、ルソー、モネ、セザンヌ、モネ、クールベ、キリコ、ドガ、ゴーギャン、カンディンスキー、セガンティーニ、ホドラー、ウォーホール、青木繁、岸田劉生、萬鉄五郎、梅原龍三郎……。もう嬉しくて発狂しそうなくらいのラインナップ!
隣の工芸館・東洋館の方にも石仏や焼物、棟方志功の版画など、それはそれは素晴らしい内容で、本当に感受性満腹状態になった。

ご当地グルメの倉敷ラーメンを食べ、美観地区を少しぶらついてから倉敷を後にした。

岡山駅に戻り、3時過ぎの新幹線で帰福。連休前の予想では天気が崩れるということだったので折り畳み傘まで持参したが、ついにどの街でも天気に恵まれ、十分に楽しめた。

福井、金沢、京都、岡山、倉敷を巡る長旅も無事終了。どこも再訪したいところばかりだった。

「倉敷」

倉敷や 水郷 白壁 エル・グレコ

5月5日(金)

また5時起床。 散歩がてら「フリップアップ」まで朝食のパンを買いに行った。

10時にチェックアウトして、レンタサイクルでまずは下鴨神社へ。
今日は「歩射神事」が開催される。ワシは流鏑馬のことだろうと勝手に思い込んでいたが、流鏑馬は3日に終わっており、今日は弓矢を使って邪気を払うという別の神事だった。 境内の中で射手が門を越える矢を放ったり、複数の射手が一斉に的を射るというもので、厳粛に執り行われていた。その様子がなんともかっこよくて感動した。





( 動画1 )

じっくり神事を見せてもらった後、イタリアンでランチして、今度は上賀茂神社へ。
ここは何も目当てがあったわけではなかったが、なんとこちらも神事を行っており、見物させてもらった。
こちらは「賀茂競馬(くらべうま)」という神事。昔から五穀豊穣と平和を祈って宮中で行われていたそうな。競馬の発祥とも言われている。
そういえば徒然草にこの神事のことが書かれていた)。いかに古い神事かがわかる。

”五月五日、賀茂の競べ馬を見侍りしに、車の前に雑人立ち隔てて見えざりしかば、おのおの下りて、埒(らち)のきはに寄りたれど、殊に人多く立ち込みて、分け入りぬべきやうもなし……”(徒然草 第四十一段)

狩衣を着た騎者を乗せた馬が馬場を全力で駆け抜ける様子は勇壮そのもの。
図らずもこんな神事が見れて本当に良かった。





( 動画2 )

その後はホテルに戻っ預けた荷物を受け取り、自転車を返して京都駅へ。
在来線で新大阪へ移動し、新幹線に乗り換えて次の目的地の岡山へ。

ホテルに到着した時は既に夕方。岡山駅内のお店で簡単に夕食を済ませた後、路面電車に乗って岡山城のライトアップを見に行った。
これがまた美しくて感動。しかも月がほぼ満月で天守閣の後ろに上ってるからもう完璧。 いい写真が撮れた。





予想以上に充実しまくりの一日となった。

「くらべ馬」

いにしえも いまもかわらぬ くらべ馬
法師の眠る 立ち木いずこや

5月4日(木)

朝10時前のサンダーバードで金沢を発ち、京都へ移動。 お昼に到着。
京都駅で簡単なランチを済ませて、山陰線で嵐山へ移動。今日は新緑を存分に楽しむ予定。

嵐山に到着して度肝を抜かれた。空はきれいに晴れてるが、地上は人で埋まっていた。まともに歩くのも困難なほどの人の多さ!以前来た時は自転車を借りてどこでもスイスイ行けたが、今回は自転車なんてかなり顰蹙な混み具合。今回はのんびり歩くことにした。

あちこちから様々な言語が聴こえてくる。おそらく3割は外国人だったと思う。 とりあえずは渡月橋まで行き、行列に並んで買ったジェラートを持って河原へ。橋を渡る人を眺めながら一息ついた。



日差しが強くて気温も高かったが、日陰で休憩したのでリフレッシュできた。 いざ、移動開始。 人の流れに乗って歩く。立ち止まるのも顰蹙なほどの混雑ぶり。竹林の径は涼しかったが、ゆっくり写真は撮れない。移動しながらさっと撮る。 以前来た時は誰もいなくて写真撮り放題だった。あれは何年前だったろうか?

最初の目的地「常寂光寺」に到着。ここまで来れば人も少ないのでゆっくり新緑を楽しめた。
それにしてもあまりの新緑の見事さに圧倒された。何もかもきれいに緑に染まってる。その中を歩く自分も緑色に染まった気分。









次の「祇王寺」もまた然り。京都の初夏の美しさを全身で満喫した。

最後の目的地は「あだしの念仏寺」。ここは駅からかなり遠いのでほとんど人がいない。 あの有名な竹林の写真を撮らずに帰るわけにはいかない。幸い人もまばらなので無人の状態で撮影できた。



その後はまたてくてく歩いて駅に戻った。今日歩いた距離はかなりあると思う。

京都駅にもどり、地下鉄で四条へ。ホテルにチェックインした後、夕食のホルモンを食べに外出。
いつもは京都でホルモンと言えば「アジェ」だったが、今回は違う店にしようということで、「ホルモン千葉」へ。 予約してないとかなり待つということだったので覚悟して本を持って行ったが、待っても待っても順番が来ない。痺れを切らしてすぐ近くにある「アジェ」の方も順番待ちのリストに名前を書いたがこちらもかなり待たされそうな人気ぶり。

そして待つこと1時間半。「ホルモン千葉」の方が先に順番が来た。 ここはコースを頼むのがいいとのこと。二階の同じカウンターの客全員コースだった。 珍しい部位ばかり。それをお店の人が焼いてくれるので楽だった。 味は最高!生ビールが進む。 最後は焼きうどん。これも作ってくれる。これがまたうまい。 待った甲斐あった。満腹で大満足。





「念仏寺」

静寂の  西院の河原で 手をあわす

5月3日(水)晴れ

5時起床。前日疲れて早く寝たので目覚めが早い。

まずは旅ラン。ホテルを出て福井駅前を通ると、駅前というのに人を見かけない。まるで映画のシーンのようだ。いるのは恐竜のみ。これにはチョット驚いた。





最初の目的地は福井城。 石垣だけの遺構だが当時を忍ばせるものはあった。驚いたのは城郭の中に県庁があること。新しい城主は県知事だと言わんばかりに。



次は福井藩主松平家の別邸だった養浩館庭園へ。朝早いからまだ中に入れないだろうと思っていたら、逆に早朝なら無料で入ることができた!おかげで美しい日本庭園と数寄屋造りの別邸をゆっくり堪能できた。





その後は電車通り(福井には路面電車がある)を辿って足羽川河畔を経由して黒龍神社を見て、朝食のパンを買ってからホテルに戻った。

もう一度大浴場でさっぱりしてから、ホテルを後にした。 福井駅から金沢駅まで電車で移動。

金沢駅で簡単にランチを済ませて、車で来た義父母と合流して、能美市へドライブ。姫が行ってみたいというパン屋に行き、その後は九谷茶碗祭りに行った。





夜は金沢の寿司を食べに「海天寿司」へ。かいてんずしと読むので紛らわしいが、回転はしていない。 ネタが良く、小ぶりで安いので家族連れで賑わっていた。 たっぷり食べて大満足。



わずかな時間とはいえ、久しぶりに金沢の両親に会えて良かった。まだまだ元気そうな二人で安心した。

「北陸」

Tシャツで 仰ぎ見るかな 峰の雪

5月2日(火)晴れ

うちは今日から連休後半スタート。 福井、金沢、京都、岡山、倉敷を巡る4泊5日の長旅。

朝4時起床というハードスケジュール。 準備諸々完璧にして、5時40分に出発。
地下鉄3号線が博多駅まで繋がったので、初めて桜坂駅から乗ってみた。なんと10分で博多駅。自宅からなら20分!なんと感動的。
新幹線で新大阪へ。そしてサンダーバードに乗り換えて福井へ。到着した時にはまだ11時10分!日本も狭くなった。

レンタカーを借りてまずは「けんぞう蕎麦」へ。ここで名物のおろし蕎麦を楽しんだ。 身体が喜ぶうまさ。からみ大根がからい!



午後は今回の旅の最も重要な目的地である「永平寺」へ。 ワシは以前から永平寺には興味があって、よくYouTubeで関連の動画を見たり、本もいろいろ読んだ。だからいつかは行ってみたいと思い続けて、今回ようやく実現できた。ちなみに対馬の実家は曹洞宗だったので満更縁がないわけではない。

市営の駐車場に止めて、門前町を歩いてついにあの「永平寺」に到着。境内に広がる七堂伽藍などの建物を参拝順路に沿ってまわると、動画で何度も見た光景を目の当たりにして一人で感動。
それにしても新緑の美しいこと!ワシの感動を倍増してくれた。 たっぷり4時まで滞在して、「永平寺」を後にした。











次の目的地は「エシコト」というカフェ。非常にモダンでおしゃれな建物にこれまた感動した。写真撮りまくり。





レンタカーを返してホテルに入った頃には陽も傾いていた。 すぐに夕食をとりに街へ。ふらふらと歩いてたまたま見つけたお店で名物のソースカツ丼を食べてホテルに戻った。

今回の宿「ドーミーイン福井」には温泉の大浴場があるので、ゆっくりと浸かって疲れをとることができた。 長旅もまずは順調な滑り出し。

「永平寺」

新緑に 染まりて静か 禅の寺