この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
12月
12月31日(火)晴れ
10時過ぎの便で姫と対馬へ。年末年始はおかんと共に。

昼前に実家に到着。昼食後、掃除開始。風呂を徹底的に。 やはり年寄りの一人暮らしは掃除が行き届かないのでかなり汚い。結構疲れた。

夜は姉夫婦ともえちゃんも来て、賑やかな夕食。ブリの刺身がめちゃくちゃうまかった。対馬の海の幸の質はまだまだ大丈夫そうだ。

何気に見始めたサスケの結果が気になって、結局歳越してから眠りについた。


ということで2019年も終了。そして恒例の総括。


・頬の血管腫は経過良好。4回目の手術の必要はないかなと思う。

・5月に高宮から赤坂へ引越し。生活環境ががらりと変わった。赤坂楽しくてしょうがない。

・月間100kmランと筋トレ継続中。引越してから中央体育館のジムに通うようになったが、これが効果抜群。やはりジムはいい。

・語学の勉強は本当にぼちぼち。

・えしぇ蔵クッキングでパスタ100種達成。

・髪を黒く染めるのをやめた。老いに逆らわない。

・3月に桜を見に京都へ。これで12年の歳月をかけた「12ヶ月全ての京都を楽しむ」シリーズは終了。

・8月に対馬で親父の初盆。でっかい精霊船で見送った。

・11月におかん孝行ということで姉の家族と一緒に湯布院の「金門坑。」へ。素晴らしい宿だった。

・年末恒例の温泉は嬉野温泉「大正屋 椎葉山荘」へ。ミシュラン四つ星の名に恥じない心に残る宿だった。

・登った山は「石割岳」、「星生山」、「扇ヶ鼻」、「高三郎山」、「黒岩山」、「尺岳」、「六ヶ岳」。
5月の連休で金沢で登った「高三郎山」が軟弱登山隊の記念すべき100座目の山になった。

・読んだ本は、ウンベルト・エーコの普及の名作「薔薇の名前」を筆頭にミステリーを大量に。サラ・ウォーターズ、ピーター・スワンソン、チャールズ・ウィルフォード、ビル・バリンジャーなど。
印象的だったのはマリオ・プーツォの「ザ・ゴッドファーザー」、武田百合子の「富士日記」、吉村昭の「関東大震災」、大岡昇平の「事件」、佐多稲子の「くれない」、原田マハの「暗幕のゲルニカ」。

おそらく今年は仕事において今までで最も精神的に追い詰められた。希望も見いだせないまま秋まで過ごしたが、冬に入ってわずかに光が見えてきた。すぐに消える光かもしれないが、来年はそれを目指して進むのみだと思う。

(今年一年でお世話になった全ての方に深く感謝申し上げます。)

「五十代」

五十代 もう遅すぎる まだいける
まよふあいだに 過ぎしひととせ

12月28日(土)晴れ

6時起床。まだ外は真っ暗だがすぐに「山の湯」へ。早朝というのにもう先客が2人いた。 最高の湯加減の露天風呂に浸かり、またなかなか出られない。

身体が温まった後は周囲の散策。歩いてるうちに徐々に夜が明けていった。 滝の前にはベンチがあって撮影スポットになっていた。
この宿はすっぽりと自然に包まれているので、そこにいるだけで癒される感じがする。



また空腹の極致になったところで朝食。 いろんな豆腐料理が楽しめるバイキング形式で、野菜も多いのでいつものようにたくさん食べても心地よい満腹感。これなら昼にはなくなりそうだ。

腹ごなしにまた散策して、姫だけまたお風呂へ。

10時過ぎに宿を出た。玄関で見送られた後、ワシらは駐車場でちょっとモタモタしていたにも関わらず、発車すると遠くにお辞儀している姿が見えてビックリ!そして見えなくなるまでずーっと手を振ってた。ちょっと心に残る感動。
そこで思った。能登の「加賀屋」もそうだったが、つまりは客に満足と感動を与えるのに豪華さや高級さが必ず必要というわけではないのだなと。工夫と気配りでいくらでも相手の心をあたためることはできるということをこの宿に学んだ。
施設も料理も風呂も接客も全て過度にならず自然体であること。そしてそれぞれにさりげない優しさが含まれていること。 ミシュラン四つ星を獲得したのはそこをしっかり評価されたからだと思う。
本当に心に残るいい宿だった。

その後は、嬉野市街に移動し、「佐嘉平川屋」で豆腐を買った。何度か嬉野には来てるのに豆腐が名物だったことを今回初めて知った。買った豆腐で湯豆腐をするのが楽しみ。



そして次の目的地「祐徳稲荷」へ。姫のリクエストで行くことになったが、考えてみたらワシもこれが3回目とはいえ、上の方まで登ったことがなかったので、いい機会ということで奥の院まで登ることにした。
祐徳稲荷もハイテク化して、今では車椅子でも社殿に上がれるようにエレベーターが設置されている。観光施設もバリアフリーになっていくのは大いに賛成だ。
階段と山道を登っていくのはなかなかの運動になったが、奥の院からの眺めは有明海まで一望できて最高だった。来た甲斐があった。









下りてから「寿し政」に移動してお昼を食べた。有名な肉うどんと海鮮丼。どちらもうまかった。ただ、客が多かった上に店のオペレーションがイマイチで店に入ってから料理が出るまで1時間以上待たされた。



お腹が膨らんだあと、「祐徳稲荷」の反対側にある山の中腹に四阿があるのを発見して、そこまで登ってみた。そしてそこから眺める「祐徳稲荷」はまた壮観だった。



最後の目的地は、「武雄市図書館」。武雄市があのTSUTAYAに管理を任せたという有名な図書館。
到着して中に入ってその規模にビックリ。建物の内装も素晴らしく、本に埋められた空間にしばし見とれてしまった。なるほどこれはスゴイなと。
借りる本だけでなく買える本もたくさんあった。迷路のように本棚が並んでいる光景にちょっとウキウキしてしまった。カフェの方も多くの人で賑わっていた。
隣の「武雄市こども図書館」の2階にあるカフェでパンケーキとコーヒーで休憩した。



そして帰路についた。

嬉野市、鹿島市、武雄市をツアーした今回の旅も終了。いい忘年会になった。

「おもてなし」

嬉野で 極意を見たり おもてなし

12月27日(金)晴れ

一年を締め括るワシらの温泉忘年会。今年は佐賀の嬉野温泉にした。
さんざん迷って決めた宿は、「大正屋 椎葉山荘」。決め手になったのは、"ミシュラン四つ星獲得"。もうこれ以上の説得力はないだろうということで。 宿泊部門のミシュランを獲得するということは、食事だけでなく全ての面において評価されないといけない。さぞかし素晴らしいのだろうと期待が膨らむ。

午前中は「コスモ不動産」さんの餅つきを手伝い、帰宅して昼食を食べてから出発した。
いきなり宿は早いので、波佐見に寄り道した。ゴールデンウィークの混雑する波佐見しか見たことないので、静かな波佐見が新鮮だった。
「マルヒロ」と「HANAわくすい」に寄った。お茶と買い物をした後、いざ宿へ。





嬉野温泉の市街地ではなく、ちょっと離れた山奥へ。渓流のほとりに「椎葉山荘」は佇む。 周囲の自然とのバランスも考えたかのような外観がまず好印象。ガラスが多くてレストランやラウンジが見えるのも開放感があっていい感じ。





まずはラウンジでウェルカムドリンク。なんと飴湯だった。冬場にはありがたい。
その後、通路で繋がった離れに案内されたが、通路はスロープと手摺りもあってバリアフリーになってた。さすが。
部屋は川に面して、滝も見えていい眺めだった。



休憩もせずに早速風呂へ。 まずは館内にある山の湯へ。お湯に浸かった瞬間、ちょっとした感動。湯加減が抜群。熱くもなくぬるくもない絶妙な温度。露天風呂で山を見ながらずーっと入りっぱなし。なかなか出られない。

その後、一回部屋に戻ったが、また風呂へ。今度は少し離れたところにある「椎葉の湯」。ここは外部の人も入れる。中にレストランがあって焼肉も食べられるので昼間は利用者が多いらしい。 ここのお湯も最高。露天風呂が広くて快適だった。

そしてお待ちかねの食事。この時のために昼は控えめにしておやつも食べてないから空腹の極致。
出てきた料理は和食。名物の豆腐料理と野菜が多いメニュー。メインは豆乳しゃぶしゃぶだったがこれが絶品! 全体にあまり気を衒い過ぎず、一見普通の和食だが一つ一つ手を抜かずしっかりと基本を押さえた印象を受けた。


(椎葉山荘WEBサイトより)

心地よい満腹になった後はラウンジでコーヒーを飲み、部屋に戻るとすぐに寝てしまった。



「谷の宿」

連泊を はじめておもふ 谷の宿 

12月23日(月)晴れ

どんでん返しのサスペンスや推理ものを読むのが好きなので、そういうのを探しては買って読んでる。

「最後の三行で全部ひっくり返す」と言われたマーガレット・ミラーの「まるで天使のような」は本当に最後の最後で驚いた。そして同時にすごく感動した。あの最後の名セリフは忘れられない。

そして今日読み終わったのが、チャールズ・ウィルフォードの「拾った女」。これは最後の二行で「あ!やられた!」と思った。どんでん返しがあることはわかってたので、どんなふうに最後ひっくり返すのか自分なりに考えてみたが、どうしても思いつかずに最後まで読んでみると、なるほどそうきたかと。人間の先入観というのは本当に恐ろしいもんだと思った。

ラストシーンでひっくり返す作品でもう一つ印象的なのは、フレッド・カサックの「殺人交差点」。これにもしてやられた。

それにしてもよくまぁこんなオチを考えだせるもんだなとつくづく感心する。



「どんでん返し」

だまされない 努力の甲斐なく だまされる

12月22日(日)雨

午前中は筋トレ。最近はバイクもやるようになった。なんか元気だけは有り余ってる。
午後は買い物。

毎年恒例のクリスマスコラボディナーは、24日が平日ということで前倒しで今日にした


ワシは「キノコのソテー バルサミコ仕上げ」。姫が「紫キャベツのビネガー蒸し焼き」と「かぶとブドウとゴルゴンゾーラのサラダ」。



そしてメインは姫が料理教室で習ってきた「ボッリート・ミスト」。これは、野菜と肉を茹でた北イタリア料理で肉は牛のテールと豚のスペアリブと鶏の手羽元を使う。ソースはサルサベルデ。これが抜群のうまさ!嫁は料理教室に通わせるもんだと思った。



ワインは姫でも飲める「農民ロッソ」にした。なぜかこのワインだと姫は結構いける。
それにしても至福のディナーだった。料理がうまいと酒もすすむ。ワインをぐいぐい飲んで、気付けば1本空けていた。

酔っぱらって早々にネンネ。

「チェイサー」

チェイサーを また飲み忘れ 睡魔かな

12月17日(火)曇り

数字に縛られ始めると焦りが生まれて楽しめないので、マラソンでタイムを測ったり、筋トレして体脂肪率測ったりというのをやめてから久しい。でも最近、大濠公園をスピード上げて走るようになってふと思った。「ワシは一周何分で走っているのか?」と。
試しに測ってみる気になって、大きなスマホを腕につけて測ってみた。自分のギリギリのところで一周して10分だった。少し余裕を持って一周して11分をわずかに切った。
一周10分ならキロ5分になるが、そのペースは2周が限度だった。計算してみるとフルマラソンを3時間半切る人はこのペースぐらいで大濠公園を20周できるということになる。マジか?と思った。信じられない速さだ。3時間半を切ったことがるニューヨークのTちゃんのすごさをあらためて思い知った。

「10℃」

冬マラソン 10℃を切れば フル装備

12月15日(日)晴れ

筋トレメニュー覚書

(自宅の日)
ダンベルベンチプレス 10回×1セット
アームカール 12回×1セット
ワンハンドローイング 左右各12回×1セット
フロントレイズ 10回×1セット
サイドレイズ 10回×1セット
ダンベルアップライトローイング 20回×1セット
プローンローリング 立って5回 膝立ちで10回 ×1セット

(ジムの日)
ワイドグリップチンニング 10回×1セット
ナローグリップチンニング 10回×1セット
エルプルアップ(L字懸垂) 10回×1セット
ハンギングレッグレイズ 10回×1セット
バタフライ 10回×2セット
チェストプレス 10回×1セット
バーベルアームカール 15回×1セット
レッグプレス 10回×2セット
バイク 15分

(ランの日)
大濠公園3周〜5周(1周2km)

自宅のトレーニングはウェイトを増やしてレップ数を減らした。
歩いてすぐのところにジム(中央体育館)があって、1回わずか260円で使えるから、引越してから大幅にトレーニング内容が充実した。やはり自宅トレーニングだけの頃に比べると効果が全然違う。
毎週日曜日の朝に通ってる。

今、右肘を痛めてるのでディッピングはお休み中。

「ジム」

朝一番 人気のマシンを 先にやる

12月14日(土)晴れ
午前中はパソコンの仕事で八女の「江田建設」さん、星野村の「星香園」さんをまわり、午後は不動産の仕事で八幡西区へ。結構な移動距離。

最近、ようやく自分は不動産屋だと割り切れるようになった。仕事を聞かれた時にもパソコン関係と答えてたのが、不動産と答えるようになった。
おそらくこの先、パソコンに関する職業は様々に形を変え生まれては消えていくだろうが、不動産という仕事は半永久的になくならないだろう。だからいずれはワシも不動産に完全にシフトする方がいいのかもしれない。

とはいえ、まだまだパソコンの仕事も続けたい。仕事は減りつづけるだろうが、可能な限り頑張るつもり。

「不動産」

四苦八苦 ようやく見えた 不動産

12月11日(水)晴れ
対馬の医療について思うこと

うちの家族は、対馬の某病院で誤診されたことがある。兄貴、親父、おかんと3回連続。どんな病院でも医者でも誤診はあると思うが、さすがに3回も連続するともう不信感しかない。
おかんの時には姉貴が診察結果に不審を抱いて自分で調べて、この病気ではないんですか?と病院に言って検査してもらった結果、姉貴の方が正解だったという顛末。結局、福岡に連れてきて専門の病院で治療を受けて事なきを得た。診察結果を信じてたらえらいことになってた。

我が家だけで連続3回もあるなら、普段から対馬の患者は誤診されることが多いのではないだろうか?かといって大きな病院が少ない対馬ではセカンドオピニオンを聞くこともできない。対馬の医療には不安な面が否めない。
やはり面倒でも福岡まで来てセカンドオピニオンを聞くべきだと思った。

「過ち」

過ちも 回重ねれば 罪となる

12月6日(金)曇りのち晴れ
この時期になると大濠公園を走る人は一気に減る。走ってるのは本気モードと思われる速い人ばかりで、ワシなど追い越されっぱなし。

「福岡国際マラソン」でランナーたちが歯をくいしばって頑張る姿を目の前で見て、自分の中の何かにスイッチが入ったワシは、今週から走るペースを上げた。だらだら走るのではなく、気合を入れて。もっとも冬場はゆっくり走ると寒いというのもあるけど。

速く走るならタイムも測ってみたいなと。それでガーミンのスポーツウォッチを物色中。ヤフオクで安いのが出ないかなぁ。

「冬のラン」

寒い寒い 2周もすれば きついきつい

12月1日(日)曇りのち雨
午前中の筋トレを終えた後、12時10分スタートの「福岡国際マラソン」を見に行った。
まずはスタートの「平和台陸上競技場」へ。競技場の入口で続々と出ていく選手を見送った。



その後、「かつ煮いしはら」でランチして、お店を出た後すぐに202号線に出て通過する選手を応援した。



一度、自宅に戻ってお茶した後に今度は明治通りのお濠のそばで帰ってくる選手を待った。1位の選手からほぼ全選手を見ることができた。

1位のエルマハジューブ・ダザ選手


2位の藤本拓選手


12位の川内優輝選手


いやぁ本当にすごい人たちだ。心から尊敬する。気迫のある力走を見せてもらってワシも大いにモチベーションが上がった。
もう1回ぐらい何かの大会に出てみようかなぁと思わせてくれた。

「気迫」

ランナーの 気迫は皆の 元気なり