この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
10月
10月26日(土)晴れ

ワシの誕生日前の土曜日ということで、姫が「オペラダルテ」でお祝いしてくれた。ここはおいしくてボリュームもあり、ワインのチョイスもいい。しかも自宅から歩いて5分かからないので、”酔っぱらえる店”として最適。
出てくる料理全て素晴らしかった。シェフのイタリアの話も面白かった。





ワシはスプマンテ1種類、白1種類、赤2種類をグラスで飲んで上機嫌。どれもうまかった!特にオルヴィエートクラシコは感動的にうまかった。

いい感じに酔って、千鳥足で帰った。実に楽しい夜になった。
月曜日で51歳。

「帰り道」

至福なり オペラダルテの 帰り道

10月25日(金)曇り時々雨

ワシの小説における師匠であるIさんは、アルチュール・ランボーの研究家でもある。それに関する本も数冊出版されてる。今日はIさんがアルチュール・ランボーの生涯について講演されるということなので、仕事を終えてから会場の日仏会館にお邪魔した。

到着してビックリ。大入満員。椅子が足らなくて急遽別の部屋から調達したほど。
最初に日仏会館の館長さんがフランス語でご挨拶。通訳の方がいたけど、通訳なしでもわかってそうな人もいた。

Iさんはアルチュール・ランボーの足跡をたどって何度も旅をされてるが、その時の経験もまじえて非常に面白く解説してくれた。アルチュール・ランボーに興味を持った人も少なからずいたことだろう。
ワシも詩集は持ってるがもうかなり前に読んだので、もう一度読んでみようと思った。

それにしても悲しい人生だ。自分が世界的な詩人になったことを知らずに生涯を終えてる。ランボーに関する物はなんでも高値で取引されるという今の世の中を見たら、本人はどう思うだろうか?



「天才」

天才は はや去り行きて 詩を残す

10月22日(火)晴れ

せっかくの秋晴れにどこか登らずにはおれないということで、今回は宮若市にある「六ヶ岳」。その名のとおり、「出穂の峰」「高祖の峰」「旭の峰」「羽衣の峰」「ア門の峰」「天冠の峰」とピークが6つある。通常、「六ヶ岳」という時は「旭の峰」のことを指すが、そこに行くだけだとあっという間に終わってしまうので、思い切って全ての峰のピークハントに挑戦した。





いくつも登山口があるが、比較的車が止めやすそうな内野池登山口を選んだ。
まずは「出穂の峰」へ。最初の登り始めからどこがルートだかわからないという手強さ。登山道も何もない。ピンクや白のリボンを探して道なき道を行く状態。足場も悪く、傾斜はひどいところでは70度くらいあったのではないだろうか?それなのにロープもない。しがみつくようにして登った所もあった。



時間も結構かかったので、一つ目からこれなら6つは無理だなと感じたところで、ようやく「出穂の峰」に到着。



写真を撮ってすぐに移動。下って、また登り。そして「高祖の峰」到着。



そしてまた下り、今度はかなり急な坂だがきちんとした登山道に出た。ロープを使って一気に登って「旭の峰」に到着。
ここは360度の眺望が最高!ここでお昼にした。





エネルギーを補給した後は、来た道とは別のルートへ。転んだら下まで行きそうな急な坂をどんどん下り、そしてまた登り。ほどなく「羽衣の峰」に到着。



そしてまた下り。せっかく登った分をどんどん下る。今度は結構歩いて、「ア門の峰」に到着。



さぁ、あと一つ!持ってきた地図によると結構離れているから頑張らないと!と思いながら歩いていると、あっけなく到着。



ついに6つのピークを制覇!だが喜びも束の間。結構奥まで入っているので登山口まで下るのが大変。来た道を戻るとかなりの距離とアップダウンがあるので、別のルートで登山口に戻ることにした。

そしてここからさらに一苦労。道案内の表示が全くない。ピンクのリボンを見つけてはその方向に歩く。でもそのリボンが行きたい方角のリボンなのかがわからない。スマホのGPSで現在地と方角を確認しながらおそるおそる歩く状態。
本当にこっちでいいのか?と不安になりながら、登ったり、下ったり。山というのはしっかりと道が把握できていない不安な精神状態の時は余計に疲れる。まぁ迷ったら最悪、また登ってどこかの山頂まで行って、そこからやり直そうと考えていた時に、見覚えある分岐に戻ることができた。この時は本当にホッとした。
後は普通の登山道を下って登山口に戻ることができた。

道がわからず焦るワシをよそに、姫は蔦のブランコで遊んでた。



下山後はコンビニでアイスを食べ、産直の「ドリームホープ若宮」でキムチを買い、「脇田温泉 湯乃禅の里」で湯に浸かってから帰宅した。

なかなかハードな休日になった。夜のビールが死ぬほどうまかった。

「六ヶ岳」

上り下り 道なき道の 六ヶ岳
たかが里山 あなどるなかれ

10月20日(日)晴れ

久しぶりに朝ランした。朝5時に起床。姫が起きるのを待って6時過ぎに家を出た。
早朝にも関わらず走ってる人はたくさんいた。福岡マラソンが近いせいかもしれない。ゆっくりと
4周走った。

その後は歩いて浄水通りへ。「Saturday . AND READY」でモーニング。なかなか雰囲気のいいお店で、コスパも良かった。

朝早かったので帰宅してシャワーを浴びたら寝ようと思っていたが、なんだかんだと雑用しているあいだに気が付くと夕方だった。全然休めなかった。

夜は姫が料理教室の復習をしたいということで急遽白ワインにありついた。思いがけない喜び。

引越し以来、梱包したままだったオーディオセットを取り出してつないでみたら、CDトレイが開かなくなっていた。ショック……。MDがついてるという古い型なのでもう寿命なのだろう。ブルートゥースの受信機だけつけてスマホから音楽を飛ばして聞くことにした。
それにしてもブルートゥースは本当に便利だ。家電の電源も飛ばせるようにならないだろうか?そうすれば鬱陶しい電源コードともおさらばなんだが。

「喪失感」

お昼寝を しそびれた この喪失感

10月18日(金)雨

福岡市美術館で「ギュスターヴ・モロー展」が開催中で、しかも10月中は金曜と土曜は夜8時までやってるということなので、仕事を終えて自宅で夕食を済ませてから、姫と見に行った。
雨の影響か、平日のせいか、夜だからか、中はガラガラ。おかげで海外の美術館のようにじっくり見ることができた。

ギュスターヴ・モローの「出現」の本物が見れて強烈に感動した。ワシはモローの幻想的な世界が好きだ。いつまでも眺めていたくなる。 残酷な場面を芸術にするその世界観に浸っていると、ふと「エイリアン」をデザインしたH・R・ギーガーの世界を思い出した。あのぞくぞくする世界とどこか通じるものを感じた。



それにしても全作品モローだったのでたっぷり楽しませてもらった。最近は肝心の本人の作品はほんのわずかで、あとはデッサンや同時代の他の人の作品、影響を受けた人の作品などで水増ししてる時が多いから国内で美術館の催しに行く時には慎重になるようになってたが、今回は大満足。

その後は「RAMUSIO」でお茶して帰った。いい夜だった。

「ファム・ファタル」

今まさに 我が目の前に ファム・ファタル

10月13日(日)晴れ

秋の休日にこんなに晴れたら山に行かないわけにはいかない
今回の山は北九州の「尺岳」。登りやすくて人気のある山らしい。軟弱登山隊102個目の山。

高速を八幡ICで下りれば10分ほどで登山口到着という便利な山。11時前に登り始めて、1時間半ほどで頂上に着いた。途中は藪もないし、道はわかりやすいし、傾斜も大したことないし、こりゃ家族連れとかに好まれる山だなと思った。頂上の見晴らしは最高!天気も良くて言うことなし。全く苦労のない山だった。







「低山」

低山も 齢重ねて それなりに

10月11日(金)晴れ

マリオ・プーツォの「The God Father」を読み終わった。映画は何度も見て、これこそ完璧な映画だと思ったものだが、今回初めて原作を読んで、原作はさらに完璧だと思った。こんなすごいストーリーを考え出すなんて、マリオ・プーツォはどういう頭をしてたのかと思ってしまう。
映画でストーリーは知り尽くしているのに、先が気になってしょうがなく、ほかのことが手につかないほど引き込まれた。そして映画は原作の細かいところ、例えば登場人物のほんのささいな動きなどまで忠実に再現していることがわかった。興味深い発見だった。

イタリアンマフィアは今も存在するらしいが、実際の組織の中ではどんなドラマが展開されているのだろうか?



「原作」

原作に 勝る映画は 見つからず

10月6日(日)晴れ

習慣になった日曜朝の筋トレ。中央体育館のジムに月4回行くようになってから、明らかに今までより効果が出てることを実感している。やはりジムのマシンで鍛えるのがいいみたいだ。

今日は筋トレの後に姫と大濠公園をウォーキング。そしてその足で六本松の「エイト」でランチした。
その後、ずっと行きたかった「書肆吾輩堂」に寄った。猫に関する本と雑貨のお店。1階に本、2階に雑貨が置いてあるが、とにかく猫に徹底している。感心するほど。これは猫好きにはたまらない店だ。



その後は車であちこち買い物ドライブ。PAYPAY
で払うのにようやく慣れた。これから日本もキャッシュレスの時代になるんだろうなぁ。

「吾輩堂」

猫好きも 極めたるかな 吾輩堂