ランチはけやき通りにある「VAN」へ。老舗フレンチのような外構えなのでちょっと入るのに勇気が必要だったが、店内はモダンな内装でいい感じの空間だった。
姫はパスタ、ワシはビーフシチューのオムライスを食べたがどちらも絶品。ここはリピート決定。また一つ近所に見つけてしまった 。
毎週末こうして新しいお店を発見するのが楽しい。
午後はそのまま歩いて天神へ。買い物ついでにイムズの8階で開催中の「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」をのぞいてみた。インドの手作りの絵本の素晴らしさに触れることができた。なんとも個性的で美しい世界だった。いいもの見せてもらった。日本の親も子どもたちに是非見せてあげて欲しいと思う。
夜は大丸で買った刺身と「菅原」で買って来た日本酒で乾杯。
明日で9月も終わり。明後日から消費税10％。
「インドの絵本」
染料に やさしさ混ぜる 絵本かな
蔵
今回見たのは、「アド・アストラ（原題:Ad Astra）」。
（以下、ネタバレですのでご注意下さい。）
基本的にSFは好きだし、予告編がかなり思わせぶりだったので期待していた。
ストーリーが静かに進んでいくのを眺めながら、「驚くような展開がきっと来るぞ！きっと来るぞ！」とワクワクしながら見ていたが、最後は「え？それで終わり？」とかなりの肩すかし。しばらく茫然としてしまった。
うーん。この映画は一体なんだったんだろう？ワシがアホで理解できてないだけだろうか？
わからーん。誰か解説して欲しい。
台風の影響で夕方から荒れてきた。
「迷作」
裏の意味 考えぬいて 眠たくて
蔵
ホテルのロビーでしばしの会話。ワシはNFLが好きなので、是非ダラスカウボーイズの試合を見に行こうと約束した。
果たして実現するだろうか？
帰り際に、「自分らにとっては日本人の中でベストフレンドだ」と言ってくれたことが本当に嬉しかった。おそらく死ぬまでずっと心を温めてくれる言葉だろう。
いい友人を持ったなとしみじみ思う。
「言葉」
去り際の 言葉がすべて 真の友
蔵
大濠公園には月が本当によく似合う。走るのやめて、しばし見とれた。
「名月」
役者揃い 池にさざなみ 月柳
蔵
姫と二人で宿泊先のホテルまで迎えに行った。20年も経過してるのにあの頃と変わらない様子の2人に驚いた。
こっちはたっぷり老けたのに不公平だと思ったほど。
ワシも姫も仕事だったので大したおもてなしはできなかったが、パスタはワシが作った。アルコールはなしだが、食事しながら昔話で盛り上がった。
車でホテルまで送り、アメリカでの再会を約束して別れた。年が離れてるからもう会うことはないかもと思っていたが、こうして再会できて本当に嬉しかった。
「友」
友は友 海の向こうで 年をとる
蔵
気持ちよく晴れたので、久しぶりにうきはツアー。
「ぱんのもっか」でパンを買い、「おさみ」で麺をすすり、「MINOU BOOK CAFE」で立ち読みし、「ひた屋福富」でコーヒーを飲み、「耳納の里」で買い物して帰った。
いやそれにしても暑かった！真夏のように汗が流れた。
夜は姫の誕生日ということでコラボディナー。対馬の後輩のS君にヒオウギ貝とサザエを送ってもらったので、ワシがヒオウギ貝のオイルパスタを作り、姫がバジルソースを使ってサザエを料理した。姫のサザエはもちろんだが、今日のワシのパスタはなかなかうまかった。ヒオウギ貝からいいエキスが出たのかもしれない。
姫に「あと50年よろしくお願いします」と言われた。長いナー。そんなに長生きするなら収益物件買っとかないといけんな。
「対馬の幸」
対馬の幸 イタリア風も また一興
蔵
そのお店とは、「赤坂けやき通りむらた」。引越した当日に来て以来まだ2回目だが、ここは大のお気に入り。
個室で天ぷら、だし巻き、板わさ、そば寿司などでワシは日本酒、姫はそば焼酎。いや〜それにしてもどの料理もうまい。さすがだな。貫禄を感じる。
最後はもちろん蕎麦でしめて終了。
あぁワシの誕生日もここがいいなぁ。
「王禄」
板わさに わさびのっけて はい王禄
蔵
なるべく高速を使わずに移動したら、さすがに帰宅してからの疲労感はすごい。それでも夜は大濠公園へ。多少身体を動かした方が、たっぷり寝た時に疲れがとれやすいような気がする。
苅田町のお客さんに国東の物件も依頼された。今度は大分県の不動産屋？
「福岡県」
中央区 飯塚 田川 苅田町
いまさらおもふ 広い福岡
蔵
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
谷川の岸に小さな学校がありました。 教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。
運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗 くり の木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴 ふ く岩穴もあったのです。
さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでした。
（宮沢賢治 「風の又三郎」）
朝からずっと雨。それでも午前中はジムへ。雨で足元が濡れるからとワシも姫も裸足にビーチサンダル。
午後遅くにベッドに寝転んで「風の又三郎」を読んでいたら、いつのまにか夢の中。たっぷり昼寝してしまった。ここしばらくの蓄積した疲労がとれた気がした。
「又三郎」
夢に舞う ガラスのマント 又三郎
蔵