この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
8月
8月31日(土)晴れのち曇り
午前中はパソコンの出張メンテナンスで上毛町へ。初めて行く街。周防灘を横に見ながら東九州自動車道を快適ドライブ。九州の東海岸というのは解放感があって好きだ。ヨーロッパの田舎をドライブしてるような気分になる。

個人のお客様のパソコンのメンテナンスを終えて、次は行橋へ移動。午後は不動産の仕事で物件案内。行橋に住む「デジタル・ツーカー九州」時代の先輩が家を買いたいということで声をかけてくれた。ありがたい話だ。いい物件を見つけてあげないと!

行橋からの帰りは高速を使わずに田川・飯塚経由で。意外に近いのでびっくり。田川から行橋ってすぐ行けるんだな。知らんかった。

それにしても知らない街をドライブするのは発見ばかりで楽しい。今日は一人で行ったのがもったいない気がした。

「周防灘」

前向いて 運転させぬ 周防灘

8月25日(日)曇り時々雨
朝からジムへ。ちょいと久しぶりなので張り切って鍛えたが、少し頑張りすぎて筋肉痛が半端じゃない。

ひと夏のうちに一度もうなぎを食べないのはまずいだろう、ということでお昼にうなぎを食べにテクテクと歩いて「山道」へ。極上のうなぎを堪能した。

満腹になった後、さらに歩いて桜坂にある「桜坂珈琲」でお茶した。スコーンが絶品だった。マスターの話も面白くてついつい長居してしまった。

六本松に下り、買い物してから帰宅。結構歩いた。

途中、ブックオフに寄って買った本が面白くて、1日で一気に読んでしまった。新居から歩いて行ける範囲に「キューブリック」、「ブックオフ」、「蔦屋」があるのはワシとしては非常にうれしい。

「本屋」

まずはよし 新居近くに 本屋かな

8月17日(土)晴れ
昨日、しっかり走りこんだので今日は疲れをとるためにのんびり過ごす予定だった。ところが夕べ、録画しておいた「グレートトラバース」を見てしまい、ワシも姫も山モードになってしまったので、急遽くじゅうに行くことになった。
いつも山に行く前日はマラソンも筋トレもしないようにしていたので、今回はしっかり足に疲れが残ったままのチャレンジ。だから距離の短い「黒岩山」にした。だが牧ノ戸峠から行くとわずか30分なので、それではあまりに味気ないということで、長者原から遊歩道を牧ノ戸峠まで上がり、その上で黒岩山に行くことにした。

早起きしたので、10時ぐらいには長者原の駐車場に着いた。そしていざ出発。
遊歩道と言っても最初のうちは車道を歩くのでそこはちょっとつまらないが、やがて林の中に入ると歩きやすく整備されてる上に傾斜もきつくなく、木々が直射日光を遮って、林を通る風も心地いいので実に快適に登れた。



約1時間で牧ノ戸峠に到着。そして黒岩山方面へ。途中にある展望台で早めの昼を食べた。この展望台からの景色も素晴らしい。
風があまりに心地いいので、そのままずっと座っていたいくらいだった。くじゅうの風はもう秋の気配を含んでいた。やはり山の季節は一足早い。



エネルギーの補充を終えていざ黒岩山へ。ワシはこの山について調べた時に、牧ノ戸峠から30分となっていたので高低差のあまりない丘のようなものだと思い込んでいた。これが大間違い。途中から結構厳しい登りになった。昨日の疲れから足も心臓も悲鳴を上げていたが、やるしかない。ぐんぐん登って、なんとか山頂に到着。360度の景色を堪能した。





同じ道を下りて、長者原に戻った。



その後はくじゅう登山のお約束「花山酔」で温泉に浸かってから帰宅した。
夜のビールは最高だった。

「晩夏」

赤とんぼ 涼し山風 木々の影 
今ぞ去りゆく ここのえの夏 

8月16日(金)晴れ
もろもろお盆の後片付けと掃除をして、対馬を後にした。お昼前には福岡に着いた。
対馬にいる間、運動らしいことは何一つしてないので身体がなまってた。今日はそれほど気温が上がらなかったので、陽が高いうちに大濠公園でたっぷり走った。

夜はキリリと冷えた白ワインを飲みながら、姫とお盆の感想を交換した。
なかなかいい初盆だったと思ったが、親父ははたしてどう思ったろうか?

「お盆明け」

お盆明け 肌にかすかに 秋の風

8月15日(木)晴れ
お盆最終日。台風の影響で朝から雨風が強くなったり、弱くなったり。 今日も来客を迎えるために終日待機。

そして夕方。姉の家族、親戚の夫婦、精霊船を作ってくれたY野さんが我が家に集まり、親父と最後の宴。
その後、軽トラに精霊船を乗せて、高浜の港に移動したが、その頃にちょうど台風の影響はおさまり、空には晴れ間も見えてきた。 港の波も全く荒れてなく、胸をなでおろした。一時は精霊船を流せないかもという話も出てたので、本当に良かった。

港には後輩のSが漁船を手配して待っててくれた。それに精霊船と大量の花火を乗せていざ出発。
漁船から精霊船を下ろし、綱で引っ張りながら湾内でしばらく周遊してから湾外へ。 満月が綺麗な夜だった。花火を派手に打ち上げて、親父に別れを告げた。また来年。















精霊船を漁船に引き上げ、港に戻った。今は環境保護のために精霊船は回収しないといけない。ちょっと興醒めだがしょうがない。 昔はそのまま流して、遠ざかる精霊船の提灯の灯りが波間に徐々に遠ざかるのを見送っていた。とても雅趣ある光景だった(そして翌朝海に行き、浜に打ち上げられた精霊船で遊んだものだった)。

港でまた軽トラに精霊船を乗せて帰宅。残ったメンバーでしばらく飲み直してから解散。

台風も去り、無事にいい初盆が出来た。一つの区切りを終えて、本当に安心した。

「精霊船」

潮風に 御霊あずけて 西の方

8月14日(水)晴れ
今日も朝から焼香の来客の対応。
午前の便で姫が来たので空港まで迎えに行った。それからは姫が何かと手伝ってくれるので助かった。

冷蔵庫に詰まった雑多な食材の山をうまく使って、次々にうまいものをこしらえていく姫。こういう時に本当の料理の腕が試される。ワシは人が買った材料ではうまく作れない。

それにしても次から次に来る懐かしい顔、お世話になった人々。近況報告や思い出話をしてると遠い日々の思い出が蘇ってくる。
結局、暗くなるまで来客の連続でなかなかに多忙だった。
夕方から雨が降り始め、風も出てきた。明日は台風最接近。果たして精霊船は海に出せるのだろうか?

「来客」

高齢の 客の前では まだ子ども

8月13日(火)晴れ
今日からお参りに来る人がいるので、ワシは仏前で待機しないといけない。 お出迎え、お茶出し、お見送り。しゃべりはおかんに任せる。
猛烈な暑さの中、わざわざ親父の位牌に手を合わせに来て下さる人々。感謝の思いは言葉に表せない。

夜は姉夫婦ともえちゃんも加わって5人で夕食。途中から隣のY野さんも合流。ワイワイガヤガヤ。たくさんで食べる夕食は更にうまい。

「盂蘭盆」

仏前の 思い出話 盂蘭盆会

8月12日(月)晴れ
午前中に対馬に入った。着いてすぐに自宅近くのお墓に花を添えに行った。 それにしても猛烈な暑さ。体調崩しそうで不安だ。だが幸い食欲は普段通り。

祭壇やのぼり、もろもろ既に準備は出来ていたので早めに対馬入りしたのにそれほどすることがなかった。
隣りのY野さんによる手作り精霊船には驚いた。素晴らしい出来栄え。本当に感謝感謝。





お昼はそうめんをたらふく食べて、少し昼寝。 夜はおかんと2人で焼肉。おかんもたくさん食べて、ビールもワインも飲んでた。食欲があるのはいいことだ。

人生初、白玉団子を作ってみた。おかんに教わりながらなんとかそれらしいものができた。食べてみると意外とうまかった。



門のところに松明を焚いて今日は終わり。

「とむらうこと」

他家よりも 派手に派手にと 飾り立て
彼岸の人の 如何におもふや

8月11日(日)晴れ
夏季休暇に入った。明日から対馬に帰る予定。

5時起床で涼しいうちに大濠公園を朝ラン。陽が高くなるまでは涼しくて気持ちよかった。早朝だというのに夜と同じくらいの数の人が走っていて驚いた。



今日は糸島DAY。まずはベーグルのお店「スプーンフル」へ。人気のお店ですぐに売り切れるということを聞いたから開店前の時間に到着。

少し早すぎたので近くの「桜井神社」へ行ったが、この選択は良かった。由緒ある古い神社と聞いてはいたがまだ行ったことがなかった。撮影スポットがたくさんあるいい神社だった。







開店時間になったので「スプーンフル」へ。おいしそうなベーグルがたくさん並んでいた。非常に期待できそうな感じだった。たくさん買ってしまった。

お昼にはまだ早かったけど、これまた人気のあるお店なので早めに行こうということで向かったのは「志摩の四季」。ここの海鮮丼は有名。ワシらは11時20分ぐらいに着いたのに既にかなり待つことになった。それでも待つ甲斐のある店だから気にならない。たらふく食べて満足。

次はかき氷がおいしいと評判の「くらすこと」へ。ここでシロクマとドーナツを食べた。おいしいかき氷だったが、どんどん溶けるので急いで食べないといけない。
ちょっと山の奥に入っていくところにあるにも関わらず、次々にお客さんが来てここでも結構待たされた。今はSNSで情報が拡散されるから、きっちりいい仕事さえしてれば店の場所は関係ないのかもしれない。



ということで糸島を満喫。
夜はベランダでサンギョプサル。ビールが飲むそばから汗で消えていった。

「糸島」

糸島や 遊びつくせぬ 夏の里

8月9日(金)晴れ
毎年この日は「雷山千如寺」さんの夏の恒例行事「千日観音祭」がある。ワシにとっては夏のピークを象徴する日だ。いつものように多くの檀家さん、信者さんが集まった。
今年はうちわが配られたが、例年ほどお堂の中は暑くなかった。いつもは蒸し風呂状態で結構つらい。
境内やお堂の中に釣られた提灯には一人一人の願いが書かれた短冊が下がっている。千の提灯に千の祈り。それぞれが抱く夢、それぞれが背負う苦悩。雷山の風で短冊はひらひらと揺れる。











そして夏は峠を越えて静かに去り行く。

「山の風」

ともし火も 祈りも揺らす 山の風

8月2日(金)晴れ
本棚がいっぱいになってもう収納できなくなったので、引越しを契機に新調した。文庫本専用の本棚を3つ買って組み立てた。これならまだ少し余裕があるのでまた本が買える。しばらく買わないようにしてたので反動でたくさん買いそう……。



「本」

読んだとて 書けぬと悟る 五十路かな

8月1日(木)晴れ
花火の上がらない8月1日の大濠公園に走りに行ったら、なぜか警察が警備してものものしい雰囲気。なぜに?
去年まででは考えられない静かな8月1日の夜だった。だが1組だけ集団が飯食ってた。どういう意図?

夜でも暑い。風が吹いても温風だ。温室の中を走ってるようですぐにギブアップ。
でもライトアップはいつもきれいだ。



「大濠」

大濠や はつきの空の 静かなり