この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
7月
7月30日(日)晴れ

姫が今しか食べられない絶品かき氷があるから食べに行こう!というので、この暑い中天神へ。
岩田屋の地下にあるそのお店の名前は「イタリアン×富士山天然氷 シロッポ」。食べたのは色味がカルボナーラみたいなのでその名もそのまま「カルボナーラ」。いろんな種類があったがこれだけは1日10個までの限定品だったので迷わずそれにした。



これがまぁなんというか、今までの人生で食べた数々のおいしいかき氷を全て超越した絶品・・・。あまりのおいしさにちょっと驚いた。食べる前はあまりのでかさにこんなに食えるか?と思ったが、ふわっふわで空気が入ってるし、口に入れるとしゅわっと溶けるのであっという間に食べ終わった。
東京にあるお店で、期間限定で福岡に来てるらしいが、是非福岡に進出して欲しい。

「かき氷」

追憶の 夏はあの日の かき氷

7月29日(土)晴れ

手術してちょうど1ヶ月経過した。だいぶ腫れが小さくなった感じはするが、時間帯や体調によって大きさが変わるのでまだまだ安心するにはほど遠い。もしかすると今が底でこれから徐々に元の大きさに戻る可能性もゼロではないので油断できない。

最近呼んだ本。カトリーヌ・アルレーの「わらの女」、フレデリック・フォーサイス「オデッサ・ファイル」、ヒラリー・ウォー「失踪当時の服装は」。どれも面白くて夢中で読んだ。
そして今読んでいるのがアン・ライスの「夜明けのヴァンパイア」。映画「インタビュー ウィズ ヴァンパイア(原題:Interview with the Vampire)」の原作。もう廃版になってるのでなかなか手に入らなかったがようやく見つけた。
ワシはこの原作はエンターテイメントホラーと思っていたが、読んでみて驚いた。とんでもない、重厚な文学作品だった。だから一気に読むのではなく、文章をじっくり噛みしめながら読んでる。素晴らしい作品だ。

連日猛烈な暑さなのでさすがに走れない。仕方ないのでせっせと歩いてる。今月はほとんど歩きで100km達成した。この分じゃ8月もそうなりそうだ。

「猛暑」

先見えぬ 
8月前の 猛暑かな

7月16日(日)晴れ
この暑さなのに山登り。ちょっと危険かなと思ったけど、低い山だし木が多いので大丈夫かなと。
今回の山は「飯盛山」。有名なので何度も登ろうとは思いつつ、あまりに低いのでいつも見送ってた。でも今日のような猛暑の日に登るならこれぐらい低い方がいいかなということでチャレンジ決定。

登山口の飯盛神社まで家から30分。始めて飯盛神社に行ったが、結構たくさんの参拝客がいた。赤ちゃんの餅踏みをしていた。聞こえてくる雅楽がいい感じだった。



中宮までは舗装された道を登った。この中宮の立派さには驚いた。まだ新しいようで夏の強い日差しで鳥居はピカピカに光っていた。



登り約50分の手軽な山……と思いきや、距離は短くとも傾斜が非常にきつく息が上がった。ただ樹林は背が高くその中を通ってくる風は心地よくて思ったほど暑さには悩まされなかった。
休憩しながらゆっくり登ると頂上は気温が26度くらいで風も心地よく、下界にいるより全然快適だった。見晴らしも抜群。実に爽快な気分だった。



持って来た「サイラー」のパンと姫手製のサンドイッチで昼食を済ませ、登りとは別のルートで下山した。

中腹ぐらいまで下りた時、姫が「あ、神社の雅楽がここまで聞こえるねぇ」と言うので耳を澄ますと、かすかに何か音楽が聞こえた。だがワシにはそれはちょっとメロディアスに過ぎるのではないかと思えたので、 「あれ、雅楽かいな?」と言うと姫も自信なさそうな様子をした。その音楽が徐々にはっきり聞こえてきたところで下の方を見ると、一人のおじさんが腰にラジオをぶら下げて登ってくるのが見えた。音楽はそのラジオから流れる演歌だった。
ワシも姫も音楽の正体がわかったが、おじさんが通り過ぎて離れて行くまで笑うのをこらえるのが大変だった。しばらくしてから姫は爆笑していた。その後も思い出す度に笑っていた。
姫には演歌が雅楽に聞こえるらしい。雅な耳だ。



汗だくの身体を「富士の湯」でさっぱりさせてから帰宅した。夜は冷たいビールがことのほかうまかった。

追記:
飯盛神社の大きな看板に「(縁)むすびの神」と書いてあるのを見て、姫は「おむすびの神」だと思ったらしく、「変な神様やね」とつぶやいていた。神様もあきれて苦笑いというところだろう。

「おむすび」

飯盛と おむすびかけて ひとり合点

7月11日(火)雨のち曇り
大雨による朝倉や日田の被害は想像以上にひどいらしい。災害は人間の油断を見事に突いてくる。不安定な天候の下で復旧作業に取り組む人々の苦労はいかばかりか。

術後の腫れが治まってきたので先週からリハビリがてらトレーニングを再開した。振動で患部が疼くので最初はウォーキングから始めたが、だいぶ平気になってきたので今日からランを再開した。しかし湿度と気温が高い上に久しぶりだったのでかなりきつかった。

これからしばらくは海外ミステリーのまだ読んでいない傑作を一つ一つやっつけていこうかなと思う。まず手始めにカトリーヌ・アルレーの「わらの女」。
それにしても今はアマゾンとヤフオクでほとんどの本は手に入る。便利なもんだ。読みたいと思ったら検索、見つけたらクリック、3日後には読み始めてる。昔じゃ想像もつかない世界だ。
だが無目的に本屋に行って、ふと出会った本を買うというのも好きだ。だから便利になったからといっても本屋さんは存続して欲しい。次々に本屋さんが閉店していくのを見るのは寂しいもんだ。

「本の縁」

本の縁 手にしたそれの 両隣

7月2日(日)晴れ
今日は安静にしておこうと思ったが、なにせ退屈なので軽く筋トレして5km歩いた。気温が高くて結構くたびれた。

退院してからの3日間で2つのことを発見した。
一つ目は食事は左右両方で噛まないとおいしさが半減するということ。退院した時は口内もかなり腫れてて左側で噛むことができなかった。姫の料理を食べてもいつものおいしさの感動がないので不思議に思っていたが、今日は左側でも噛めるようになったので両方で噛んでみるとうまいうまい。同じものを食べても昨日までとは全然違う味だった。

二つ目は筋トレには顔の筋肉も必要だということ。顔以外はなにも問題ないので筋トレしても大丈夫だろうと始めてみると、結構顔の筋肉も使ってたことがわかった。今一つ力が入らないので軽めにしておいた。

そんなわけで術後3日でなんとか顔がマスクの中におさまるようになった。

「平常」

失ひて 知る平常の ありがたみ

7月1日(土)晴れ
スマイルホーム」さんは不動産業だが、社長は小郡市陸上競技協会に所属されており、3月に行われた「福岡小郡ハーフマラソン」の実行委員長も務められた関係で、ワシもだいぶ陸上関連の書類作成のお手伝いをした。
そして今日はGPS付の時計を使ってコースの距離を測るのを手伝った。今日は大よその距離を測るだけなので車で移動したが、正式に測る場合は自転車を使うらしい。
スタートとゴールに使われる小郡市陸上競技場に行ったが、たくさんの学生さんが練習していた。それを見ているとワシもトラックを走ってみたくなった。聞いてみると一般でも使わせてくれるらしい。
それにしても興味深い経験だった。



「走る」

走ること 好きになるのが 遅すぎて