この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。 |
11月 |
11月27日(木)晴れ |
朝からすっきり晴れあがった。前夜の宴会の興奮も冷めやらない一団はわいわいとバスに乗って大覚寺へ。 和尚さんのお寺「千如寺大悲王院」は真言宗大覚寺派だ。だから大覚寺は会社で言えばいわば本社だ。ここは門跡寺院で昔から皇室とのつながりは深い。非常に由緒あるそして格式高いお寺だ。どこか荘厳な雰囲気を感じずにはいられない。 午前中はここで写経をしたり、住職の法話を聞いたりした。ワシはひたすらみんなの様子を撮影。 昼食も大覚寺で頂いてから、バスは東寺へ移動。紅葉シーズンの影響か京都市内の渋滞がひどく、東寺の見学は20分ほどで早々に切り上げて京都駅へ。なんとか新幹線に間に合った。 ということで第二回目の「雷山千如寺」さん主催の高野山〜京都ツアーも無事に終了した。今回もいい経験させてもらった。こういう機会に恵まれたことに本当に感謝したい。 (和尚さん、添乗員さん、ありがとうございました。参加の皆さまお疲れ様でした) 「人」 紅葉も 寺社も静かに 何百年 騒ぎてすぐる 人の短き 蔵 |
11月26日(水)曇りのち晴れ |
今回の宿坊の本覚院を出て、根本大塔を見学。前回は外から見ただけだったが、今回は中に入れた。曼荼羅を立体的に再現しようとしたらしいが、その迫力には驚かされた。本尊の胎蔵大日如来を中心にその周囲を金剛界の四仏が取り囲んでいる。そして16本ある柱にはそれぞれに十六大菩薩が描かれている。ちなみに描いたのは堂本印象だそうな。なんともすごいものを見せてもらった。 その後、長い時間をかけて京都まで移動。 それにしても参加者の信仰心厚い様子にはまったく感心する。あっちで合掌、こっちで合掌。何かを強く信じて祈る姿というのは、それを傍で見る者の心にも何かを語りかける気がする。 京都の最初の目的地は智積院。紅葉が抜群のタイミングだった。ちょうど雨も上がって、撮影には最高だった。 昼食も智積院でとり、次は仁和寺へ移動。こちらも紅葉が最高で被写体に困らなかった。 どちらの寺も前回来てるので、お寺の内容はまたまた2009年の記事を参照。 高野山から京都への移動に時間がかかったので、今日の予定はここまで。一路今夜の宿、丹波亀山は湯の花温泉「渓山閣」へ。ここも前回と同じ宿。京都周辺はあまり温泉がないので選択肢が少ないらしいが、ここは大きな観光ホテルだがきちんとした接客をするし、料理もまずまずだし、非常に人気があるというのもわかる。 夜の宴会はカラオケがあったせいかえらく盛り上がった。昼間に真摯に祈っていた人々とは思えないほどの騒ぎっぷり。糸島の年配の方が多かったが、なんと純粋な人々だろうと思った。昨日の法話のように「そのまま、そのまま」に生きておられる。自然に生きて、自然に年をとる。最も単純だが最も難しいことだ。いいお手本をたくさん見ることができた。 「くれない」 染まりゆく 京の都は くれないの うみにぞなりて ひといざなはん 蔵 |
11月25日(火)雨 |
今日から2泊3日で「雷山千如寺」さん主催の高野山〜京都ツアーに撮影係りとして同伴。 今回は2回目で、前回は2009年だった。コースは前回とほぼ同じ。
朝7時半に空港集合という強行軍も前回と同じ。飛行機で一路大阪伊丹空港へ。 関西もやはり雨。空港からすぐバスで高野山に向かったが、ずっと雨だった。 高野山に着いてバスを降りたら寒いこと!それでも今日は天気が悪いからまだいいらしい。先週は晴れた日に氷点下になったそうな。完全に山の上だからそうだろうな。 参道に着いた頃は霧雨。霧もかなり出てた。寒さに震えながら傘をさして、ガイドさんの話を聞きながら歩いた。 参道の様子は前回の2009年の記事とかぶるのでそちらを参照ということにする。今回は時間もおして天気も悪いので参道の案内もほんの一部だけになった。 それにしてもここに集まる歴史上の人物の墓の数には驚かされる。ここに葬られるのがステータスだったように錚々たる人々が眠っている。今でも空いてる部分を買えばお墓をたてることができるらしい。一体いくらだろう?おそらく想像もつかない値段だろうな。 奥之院に参拝して、早々に金剛峰寺へ移動した時にはもう暗かった。ここでお茶を飲みながら法話を聞いたが、まだ若い尼さんだった。その話の深いこと!「そのまま、そのまま」という言葉はワシの病める精神に薬になった。 このツアーで何度か法話を聞いたが、皆さんやはり何かに到達したという落ち着いた表情で、深いがわかりやすい話をされる。内面を磨けば人間こういうふうになれるんだなと、非常に羨ましかった。 その後はツアーのお約束でお土産屋に寄ってから宿に入った。どうも大阪から高野山までの移動に予想外に時間がかかったらしい。バタバタとしたスケジュールだった。 今日の宿泊は本覚院。宿坊とは言ってもちょっとした観光ホテルなみの部屋で驚いた。 食事は当然ながら精進料理。そしてなぜかお酒つき。まあその辺はゆるいみたいだ。 食後はお風呂に入って、同じ部屋の人としばらくおしゃべりしてから就寝。 ちなみに同室になったお二人は、一人は引退された消防士さん。もうお一人は牧場主の方だった。どちらの話も非常に興味深く、そして勉強になった。 消防士さんは、訓練のハードさや、焼死体を見た時に「どうしてもっと早く来れなかったんだろう」と感じたくやしさなどを熱く語られていた。一人でも多く命を救うために数秒を惜しんで現場にかけつける。なんてやりがいのある仕事だろうと感動しながら聞いた。 牧場主の方は最初から牧場経営が夢で、見事それを実現されたとのこと。「好きやけんねぇ。あきらめきれんもん」という言葉が印象的だった。夢っていうのはまさにそういうものなのだろう。あきらめきれんけん、あきらめん。あきらめんから夢がかなうのだ。 どちらも素晴らしい話だった。 「道」 生き方の 二例を見るや 高野山 己のよわき 道ぞかなしき 蔵 |
11月24日(月)晴れのち曇り |
久しぶりの登山!今回は脊振から蛤岳までの縦走にした。 いきなり脊振山頂の駐車場に車をとめてからの出発なので、軟弱もここまで来たかと思われるかもしれないが、この脊振から蛤岳までの縦走はなかなかのアップダウンがあって、結構足腰にはいい運動になった。 寒くなってからの登山は山頂で温かいものを食べるのが定番なった。今回もカップ麺とオアシスコーヒーを持参。バーナー、ボンベ、鍋は必須アイテム。途中那珂川の「夢畑」で買った弁当も一緒に食べて至極満足。山の上って何でもおいしいから不思議だ。 帰りにこれまた定番の「富士の苑」によって汗を流してから帰って来た。ここは本当に芯から温まる。癖になる温泉だ。 さて、明日から「雷山千如寺」の和尚さんたちと一緒に2回目の高野山、京都ツアーだ。出発が早いから早く寝ないと! 「冬の山」 眺めより 湯気の恋しき 冬の山 蔵 |
11月15日(土)晴れ |
今日は八女→久留米→大牟田と福岡県南部を巡回。すっきり晴れてドライブ快適。 夕方10km走って、晩飯は適当につまみを買ってきて芋焼酎で一人宴。録画したNFLの試合を見ながらゆっくりと。たまには一人酒もいいもんだ。だがストッパーがいないのでついつい飲みすぎてしまう。 「一人酒」 一人酒 思えば小言も つまみかな 蔵 |
11月9日(日)雨 |
今日の夜はなんと、あのイタリア旅行の時に参加した山の料理教室のメニューを姫が再現してくれた。材料が揃わないものもあったけどどれもほぼ再現できて、まさにあの日に食べた味が記憶の中から蘇ってきた。ワインも飲みながら、それらを食べた時の旅の思い出をたどることができた。実に感動的な夜だった。 |
11月7日(金)晴れ |
今日は帰りが遅くなった。こういう日はタバタ式トレーニング。4分間のうちにこなす8種類のメニューをなるべく全身の筋肉を使うように自分なりに組んでみた。 普段の1時間15分くらいかかるトレーニングよりはるかに疲れた。不思議なもんだ。時間も回数もはるかに少ないのに。なるほどこれを週3回やるだけでかなりの効果が得られるというのは本当かもしれない。 |
11月5日(水)晴れ |
夜、大濠公園を走ってる時にえらく月がきれいだったので見惚れてしまった。後で知ったが今年2回目の十三夜だったそうな。1年に2回も十三夜というのは171年ぶりらしい。そんなすごい月だったのか。それにしてもでかくてきれいだった。こういうのが見られることが夜ランの楽しみ。いつか彗星とかも見るかな? 思えばいろんな大濠公園の表情を見てきたけど、飽きないもんだ。この近くに住みたいという人が多いのもわかる気がする。ワシも人生最後に住む地はここがいいな。 「十三夜」 良し悪しも 黙して照らす 十三夜 蔵 |
11月3日(月)晴れ |
最近癖になった休みの日の朝ラン。今日は姫も一緒に。そして朝食は「ベニール・カフェ」で。ここのモーニングは最高。 素晴らしい天気になったので久しぶりにうきはへ遊びに行った。「工房正島」に行き、「YES+」でランチをして、「ぱんのもっか」でパンを買ってお茶して、「耳納の里」で買い物して帰った。 ランチをした「YES+」からは耳納連山が見えていい眺めだった。うきはに行くと、雄大な土地に自然の恵みがあふれているという印象を受ける。やっぱりうきははいいところだ。 今日は久しぶりに一日ゆっくり休んだ。次の休みはまたずっと先。24日の予定だがこれもちと怪しい。 「うきは」 欧州の 風やうきはの 恵みの地 蔵 |