この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月30日(月)曇り時々雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
姫が携帯を買い替えようというので夕方待ち合わせしてヨドバシカメラに行った。前回買い替えたのが2年前。わずか2年でこの進歩はなに?というくらいに高性能化していた。大したもんだな。何より驚いたのはワシが仕事で使うデジカメよりもはるかに高機能なデジカメが付いていること。もはやこれじゃ電話機能付きデジカメという感じだ。なんせ1260万画素だからな。手ブレ防止もついて接写も暗いところもOKときたら言うことなしだ。これからはカメラとして使う頻度が増えそうだ。 それにしてもまた姫は売り場でボケかましまくりで若い店員さんがバカウケしていた。もはや一緒に買物するのが恥ずかしい・・・。 「新型」 新型を 使いこなせず ふたとせの のちにまた買う さらに新型 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月29日(日)曇り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
日曜なんだが普通に仕事。午前中はM島さん。午後から「シューポート」さん。 4時頃帰宅。最近走ってないので長谷ダムへ。雨がちょいと心配だったがセーフ。今日はタイムを測らずに走った。タイムを気にしないランニングってなんと楽しいことか! 身体もすっきりして帰宅したらせっせと料理。今日はワシがちゃんぽんを作ることになっている。「尾道屋」さんに行った時に社長から習ったレシピで作ってみた。もちろん「尾道屋」さんの「うすくち」を使って。社長の言われたとおり、こいつは結構うまい。それに簡単だ。これから時々作るとしよう。バリエーションもいろいろと工夫してみよう。 「尾道屋」の社長考案の簡単ちゃんぽんのレシピはこちら。 「どんぶり」 どんぶりに 汁も残らぬ 嬉しさよ 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月28日(土)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
第5弾。今度はプレスリーだ! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月27日(金)晴れのち曇り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
というわけで第4弾。ロックの名曲を博多弁で! Don't go trying some
new fashion I don't
want clever conversation I
need to know that you will always be I
said I love you and that's forever | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月26日(木)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
先日、筑摩書房の「梶井基次郎・堀辰雄・中島敦」集を買ってきたけど、案の定読んだことないのはちょっとしかなかった。まぁ代表作ってのはだいたい決まってくるからしょうがないやね。拾って読んでいくしかないか・・・と拾って読んでたら終わってしまった。明日から何読もう? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月24日(火)曇り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
好評につき第3弾。ロックの名曲を博多弁で! http://www.youtube.com/watch?v=4lbTPLK6L9I 「Every Breath You Take」 The Police Every breath you take Every move you make Every bond you break Every step you take I'll be watching you Every single day Every word you say Every game you play Every night you stay I'll be watching you Oh can't you see You belong to me How my poor heart aches With every step you take Every move you make Every vow you break Every smile you fake Every claim you stake I'll be watching you Since you've gone I've been lost without a trace I dream at night, I can only see your face I look around but it's you I can't replace I feel so cold and I long for your embrace I keep calling baby, baby please... Oh can't you see You belong to me How my poor heart aches With every step you take Every move you make Every vow you break Every smile you fake Every claim you stake I'll be watching you Every move you make Every step you take I'll be watching you I'll be watching you (以下、えしぇ蔵的博多弁訳) 「おまえがする呼吸全部」 おまえがする呼吸全部 おまえがする動作全部 おまえが壊す絆全部 おまえが歩くの全部 おれは見とるばい 毎日毎日 おまえがいう言葉全部 おまえがする思わせぶりな態度全部 おまえが泊まる夜全部 おれは見とるばい わかっとぉとや? おまえはおれのもんたい おまえが歩く一歩一歩が おれのかわいそうな心臓をどんだけ痛めよるか おまえがする動作全部 おまえが壊す絆全部 おまえがする作り笑い全部 おまえが主張する権利全部 おれは見とるばい おまえがどっか行ってしもーてから おれは跡形もなくなってしもーたばい 夜に夢見るとはおまえの顔ばっかしたい 周りば見てんおまえの代わりはおらんばい えらい寒いけんおまえに抱きしめてほしいったい おれは泣いてばっかしばい なんとかせれー わかっとぉとや? おまえはおれのもんたい おまえが歩く一歩一歩が おれのかわいそうな心臓をどんだけ痛めよるか おまえがする動作全部 おまえが壊す絆全部 おまえがする作り笑い全部 おまえが主張する権利全部 おれは見とるばい おまえがする動作全部 おまえが歩くの全部 おれは見とるばい おれは見とるばい 「ラブソング」 わがまちの ことのは生かす ラブソング 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月23日(月)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
見事に晴れた休日に何もしないわけがない。高速に乗っていざ広島の宮島へ。片道2時間半、250kmの行程。ちょいと疲れるが天気がいいせいか快適なドライブでそれほど気にならなかった。 だがしかし!大野ICを下りるところから渋滞。さらに宮島口周辺でまた渋滞。これは予想外のひどさだった。1時間以上ここでロスした。 ようやく空いてる駐車場に車を止めて、まずは腹ごしらえ。もちろん広島風お好み焼き。やっぱどっちかというと広島風が好きかもしれんな。食べた後がすっきりするからいい。ワシはうどん入り肉玉にした。やはり本場の味はいいもんだ。 腹が出来たら早速船着場へ。15分間隔で出るフェリーに乗って宮島へ。船から鳥居や五重塔を眺めながら、なんと美しい島だろうと思った。本来、宮島というのは通称で、正式には厳島という。毛利元就と陶晴方が対戦した厳島の合戦はここが舞台。島影を見ながら、毛利の本体はどのへんから上陸したろう?陶晴方が自刃したのはあのへんだろうか?と古のドラマに想いを馳せた。 それにしてもすごい観光客だった。初詣じゃないんだからといいたいほど。休日で、高速1,000円で、紅葉時期とあればさもありなんというところか。団体客をよけつつまずは厳島神社へ。あぁなんと美しいベンガラ。水面が反射する光で一際鮮やかだ。遠くに見える五重塔と見事に黄色く染まった大きな銀杏。沖には大鳥居。背景の砂浜と松林。実に美しい。さすが日本三景の一つと言われるだけのことはある。写真におさめたい構図が多すぎて迷うほど。 その後、紅葉谷へとまわった。紅葉は少し時期を過ぎていたが、遅れて染まるものもありそれなりに楽しめた。 遠く福岡から来たのでそれほどゆっくりはしていられない。名残惜しいものはあったが、再びフェリーへ。 ワシは宮島は2回目だが、前回は15年ほど前で友人たちとワイワイ騒ぎながらだったせいか、あまり宮島の美しさが印象に残っていなかった。そのせいか今回は初めてのように感動できた。同じ場所もどういう心持で行くかで印象が変わるもんだな。 「厳島」 紅葉に 染まりし島も いにしえに 血に染まりける ときもありしか 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月22日(日)曇り時々雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
全く何の予定もない日曜日は何ヶ月ぶりだろうか?朝のゴミ出しに行き、午前中に「コスモ不動産」さんが案内してきた家族に家を見せた後は昼までデスクワーク。午後からは小雨の中少し庭仕事。雨が強くなりそうだったので中断してからは映画を見たり昼寝をしたり。のんびり日曜日。たまにはいいもんだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月21日(土)曇り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事を終えて帰宅しても姫はまだ帰ってなかった。しばらくしてメールが来た。またしても「ベジキッチン」のゴトー先生同伴&ご馳走持参で帰るとのこと。ならばいいワインでも開けましょうぞ。「松島商店」さんセレクトの「VdTルージュ
キュヴェSG2008」と「イルラフォルジュ・シャルドネ」。ゴトー先生1品、姫2品、ワシ1品と例のごとく作っては飲み、作っては飲み・・・なんとも楽しい宴になった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月20日(金)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
「雷山千如寺」さんの大楓は今月上旬に季節はずれの強い雨が数日続いたのでせっかくの紅葉がおおかた散ってしまった。今年は寒暖差が激しいので見事に染まりつつあったのだが、自然のタイミングというのはなかなうまいこといかないもんだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月19日(木)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
武田麟太郎の短編をいくつか読んだ。圧倒的なレベルの高さだ。その後に自分の作品などとても読めたもんじゃない。どうすればこういうのが書けるのだろう?要するに人生の修行がたらんのだろうな。まだまだ人間が浅いのだ。 テレビで鑑定団をやってた。宮沢賢治の手紙もろもろ1億8千万円という評価額だった。この人はついに己の成功を知らずに終わったが、この金額をどういう想いで見るだろうか。 しかしこれぞ文学者の真の存在意義かもしれない。生きている間に不滅の作品を書く。名声も富も追わない。此岸はつかの間、彼岸は永遠か。作品が主役であって、書き手は裏方でなければならない。 今夜は一人酒なのでチャビーで湯豆腐を作った。熱燗を三合ほど。 「夢」 人の世に 夢を残して 去りゆかん 永久に生くるは 憂き身にあらず 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月17日(火)雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日、ブックオフで久しぶりに筑摩の全集を1冊買ってきた。「武田麟太郎・島木健作・織田作之助」集。読んだことない作品が入ってるかな?とチェックしてみたらほとんど読んだことあるものばかりだった。でもまぁいいや。今度は筑摩で全部集めようかな。 http://www.youtube.com/watch?v=JJ3-32OS-Vk 「I will」 The Beatles Who knows how long I've loved you You know I love you still Will I wait a lonely lifetime If you want me to, I will For
if I ever saw you Love you forever and forever And when at last I find you | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月15日(日)曇りのち晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
日曜日だというのに早起きして7時には家を出た。目指すは九重。今回はぐるっと竹田側までまわり、赤川登山口から久住山を目指した。このコースは2時間で久住山頂に行けるが急な道を這うように登って一気に高度を上げるので結構きつい。そのせいか同じコースをとる登山者にはめったに出会わなかった。 10時過ぎに赤川登山口に到着。家を出る時は曇りで、長者原近辺を通過する時にも雨が落ちそうな気配だったので、今回はちょいとつらい山行になるかなと思っていたが、峠を越えて反対側に来ると陽がさしており、登り始める頃にはすっかり晴れて思わぬ絶好のコンディションになった。 とにかく急な登りなので、時には這って登るような場所もあった。だがその疲れも時折見下ろす絶景にすっと癒される。これだから山はやめられない。 頂上に着くと一挙に気温が下がった。ガスも出ており風が猛烈に強かった。寒さに震えながらふと下界を見ると、なんと雲のじゅうたんが眼下に広がっており、まるで飛行機から見るような光景をほんのしばらくの間だったが見ることができた。この光景には感動した。 それにしても風が強いのには驚いた。昼食をとるためにバーナーに火を着けても風ですぐに消されてしまう。しょうがないから少し下山してから昼食をとることにした。 30分ほど下山すると、少し広くなった場所が見つかったのでそこでお湯をわかし、カップラーメンを二人でずるずる。熱いコーヒーも飲んですっかり身体は温まった。カップラーメンなどふだんは見向きもしないが、こういう時には便利でいいもんだ。 下山してから、登山口のところにある赤川温泉で汗を流した。やはり山の後は温泉。これに限る。 こうして今回もまたいい登山ができた。九重ももう何回目だろう?やはりワシは九重が好きだな。小さい自分を包んでくれるあの雄大さと四季を通じて見せる様々な表情。何度来ても飽きない。九重に別荘が欲しい〜。 「道」 踏みしめて 踏みしめてまた 登りゆく 山に教わる 人の道かな 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月14日(土)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
午前中は「不動産のトーカイ」さん、午後から八女の「江田建設」さんと星野村の「星香園」さんとまわり、夕方は「ブライダルミュージアム
ビッビ」さんへ。読む本がなくなったのでちょいとブックオフに寄ったので帰宅は7時過ぎ。 「江田建設」さんではいつも専務に写真撮られるので今日はワシも撮ってきた。お互い、隙を見せると撮られるのだ。油断できないのだ。 いい天気だが明日九重登れるかな?姫の体調がいいといいけど。最近いつも姫がへたばるから楽勝登山ばかりだ。いかんなぁ。もうちょっと”きつかったなぁ〜”という登山がしたい。山に魅せられた男はみんな一人で登るが、それは連れ合いにペースを乱されずにすむからだろうな。わかる気がする。でも頂上に立った時、一人だときっと「この眺めを姫にも見せたいなぁ」と思うだろうな。 「干し柿」 軒先の 干し柿に見る 八女の冬 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月12日(木)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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11月10日(火)曇りのち雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
今夜は姫が遅いので自分で料理。ワインも買ってきたことだしワインにあいそうなものを2品。豚肉とキャベツをチャビーで蒸したやつとポテトチーズ。このポテトチーズはめっちゃ簡単。塩茹でしたポテトを輪切りにしてフライパンに並べ、ピザ用チーズを乗せて蒸し焼きにするだけ。これがワインがいけるんだな。ぐいぐい飲んでしまう。 一人で飲む時はめったに見ないテレビを見る。ワシはリモコンの操作もよくわからないぐらいテレビを見ないのでだらだらと見るのはかなり久しぶり。日本映画専門チャンネルで三島由紀夫主演の「からっ風野郎」をやってた。動いてる三島由紀夫が見れて感動・・・だが演技はなんともひどいもんだった。まぁ本職じゃないんだし一生懸命さは伝わってきたからまぁよろしいのではないかと。そういえばもうすぐ憂国忌だな。三島由紀夫の「檄」を「名文集」に追加しておこう。こんなに熱い生き方をした男がいたというのに、ワシはなんてザマだろう・・・。 「憂国」 人として 母なる国を 憂うるに 一言半句の 理屈も要せず 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月9日(月)曇りのち晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日のマラソンの疲れを「中国鍼灸院」さんで癒してもらった。
「半端」 何事も 半端な自分が プーシーホワン 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月8日(日)晴れのち曇り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
午前中はM島さん宅を訪問し、「ブライダルミュージアム
ビッビ」さんに寄り、午後は「マツノデザイン店舗建築」さんにお邪魔した。3時過ぎに帰宅し、すぐに準備して走りに行った。今日はタイムを測らずに長めの距離を走りたかったので、三苫経由で海ノ中道方面へ往復15キロ。ゆっくり走ると景色を楽しむ余裕をもてるが、15キロもあるとさすがに最後はきつい。走り終わった時は肉体的にかなり疲れているのを実感した。これが10キロまでだと全然平気なんだが。5キロの差は大きい。 「風」 風をきり 風と遊びて 十五キロ 松の狭間の 潮のかほりや 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月7日(土)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
「ル・シュクル」さんでの会話
ちなみに牛島さんは甘いものは好きではない。それなのにハマったほどだから「ル・シュクル」さんの底力推して知るべしだ。 今日食べたのは「グアナラ」。うますぎ。やはりチョコレート系は群を抜いている。 「ついの甘み」 彼の岸に 渡りしまでの 身となれば ついの甘みは ルシュクルなりしか 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月6日(金)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
「滄海よ眠れ」を半分くらい読んだ。万感胸に迫る。悲しすぎて読みながら目がうるむこともしばしば。女性が調査して書いた戦争の記録だからか、ミッドウェーで散った男たちはもちろん、残された家族のその後も細かく調査されており、先に死ぬ者と残される者とどちらが不幸であるかと考えさせられたりもした。そしてアメリカ側の戦死者についても同じように詳細に書かれており、単に勝敗だけで片付けられては当事者たちにとってはたまらない思いがあるということを知った。 「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」か?いやいや、政治の継続が戦争であってたまるもんか。クラウゼヴィッツの時代とは違うのだ。人間はもうすでに多く学んだはずだ。今更過去の過ちを繰り返すほど愚かではないと信じたい。 「魂」 魂の 重さ変わりて いまむかし 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月4日(水)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
今朝、携帯を放置していた間に駅前のYさんから2回着信が入っていた。留守電に「電話下さい」と入っていたので折り返し電話したが話中だった。その後数度かけても話中なので、もしかして受話器が上がっているのかな?と思い携帯の方にかけたらつながった。以下はその時の会話。
疲れた・・・。 今日は5社。夜は粕屋のお客さんと支那蕎麦を食べに行った。「ベジキッチン」で姫とゴトー先生を拾ってから帰途につく。今日はゴトー先生の誕生日。おめでとうございます!先生のご健康と「ベジキッチン」の繁栄をお祈りします。 「三郡」 三郡を 見上げてなほも 楽しけれ 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月3日(火)晴れ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
予想に反して今日は快晴。これは山に行くしかないということで準備して向かったのは三郡山。この山系では若杉、宝満、大根地と登ったがここはまだだった。最も高いので気合を入れて登り始めたが意外にも傾斜は少なくそれほど体力的にきつくはなかった。ただ足場が悪いのには閉口した。道もわかりにくく、二度間違えた。ワシらが選んだのは柚須原からのコースだが、他のコースはどうなのだろう? 天気は快晴だし風はないしで山頂は最高の眺め。木々は少し紅葉を始めていた。北は志賀島から南は有明海まで。この山がいかにいい位置を占めているかがよくわかった。今日は休日なので山頂は登山客で賑わっていた。 そのまま帰るのは味気ないので少し縦走した。頭巾山〜長崎鼻〜八養の峰〜仏頂山と歩き、再び長崎鼻まで戻ってそこから柚須原に降りるコースを辿った。だがこの帰りのコースは行きにも増してわかりにくかった。 やはり春と秋は山に限る。今月もう一つくらい登りたいやね。 「秋晴れ」 秋晴れに 山登らずして いかにせん 蔵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月2日(月)晴れのち曇り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
「水滸伝」を読了。後世の多くの物語に影響を与えたというのがよくわかった。なるほど痛快な勧善懲悪型の活劇だが、それだけではなく多くの教訓も含んでいる。詩も見事だ。これを読まずに人生終わってはいかんな。 「中国鍼灸院」さんで呉先生に諸葛孔明の詩を習った。これは孔明が子孫のために書き残した戒めの詩らしい。実に素晴らしい詩だ。シンプルだが、生きていく上で人が守るべきポイントがしっかりおさえられている。 「誡子書」 諸葛亮 夫君子之行、静以修身、倹以養徳。 澹泊にあらざれば志明らかならず、寧静にあらざれば遠きに至らず。 その学は須らく静なり、才須らく学なり。 学ばざればもって才広からず、志あらざればもって学成らず。 滔慢すなわち励精にあたわず、険躁すなわち治性あたわず。 年時とともに馳せ、意日とともに去り、遂に枯れ落ち、世に接せず。 窮盧を悲しみ守る、まさにまたなんぞ及ばん。 (以下、えしぇ蔵的博多弁訳) よぉでけた人は、穏やかな心で自分ば鍛えて、倹約して自分ば磨くと。 欲を捨てにゃ志ははっきりせんし、穏やかな心がないと目標に到達できんと。 学ぶには静かな心がなけらにゃでけん、才能ちゅうとは学んで身につけると。 学ばんどってから才能が広がるもんか、志がないで学んだことが身につくもんか。 うぬぼれとったら真面目になれんと、短気でおったら自分ば抑えれんと。 年は時といっしょに走っていってから、思うとることはなーんもでけんで、とうとう枯れっしもーてから、世に出ることもなか。 後で後悔して悲しんでん、なーんもならんとばい。 なんとわかりやすい人生訓だろうか。ワシも今後、これを戒めとしよう。呉先生に書にしてもらおうかな。 「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風) 盲腸 「住まいのイシダ」様にお伺いした時のことでございます。女官のF井が昼餉の後に苦しそうにしておりました。 「いかがなされました」 「えしぇ蔵様、けふのねたにしてください。わたくし盲腸になりましてございます」 わたくしは驚きをかくせず、「それはお痛ましいことで」と申しました。 店長の后様はさほど心配しておられぬ御様子で「痩せたでありましょう」とおっしゃいました。 「一日食をとりませぬと、2キロ痩せましてございます」 「それでは十日ほどでかなりの減量になるのではございませぬか」 わたくしがそう言いますと店長の后様も「まことそのやうにいたすべし」とお笑いになります。 「これは痩せるべしという天の思し召しでございましょう」 わたくしが申しますと再び店長の后様も「しかり。それに相違ありませぬ」と申されます。 F井はわき腹を抑えつつ、「どなたもわたくしを心配して下さいませぬ。げに悲しきことにございます」と申しておりました。 盲腸で おもふように 食とれず 天はF井の 体重減らせり まこと天の思し召しは不思議なものにございます。 夕方からえらく寒くなってきた。天気も心配。明日山登れるかな? 「蒲団」 霜月の たそがれはやく 風寒く 蒲団一枚 重ねおくかな 蔵 |