お店の名前やキャッチフレーズに「本格」という言葉が入ると、「これが紛れもないホンモノだぞ」「本来の味をそのまま提供するぞ」みたいな印象を受けるので非常に期待するわけですが、このお店は見事にそれに応えてくれます。現地で四川料理を食べたことはないですが、ここなら味を通して海の向こうの四川料理の世界を体現できるような気がします。四川ですから確かに辛いです。しっかり辛いです。でもそれはこのお店の料理の魅力の一部に過ぎません。まず非常に味が繊細です。「多分、こういう手順で作ったんだろうな」という予想を全く受け付けません。意表をつくアイディアを見事に形にしていることも特筆すべき点です。そしてもはや芸術といえる盛り付けの美しさ。こういった点がプロ中のプロの仕事であることを証明しています。料理長は重慶にあるホテルで長年料理長をされていたそうです。腕はお墨付きというわけですね。まさに「本格」というべき絶品中華です。高価なメニューもあるので高級中華と思われそうですが、リーズナブルな価格のものもたくさんありますし、気軽に食べられるランチメニューもあります。皆さんも是非本格的絶品中華を味わって下さい。(ちなみに「三鼎」とは古代中国で使用された足が3つある器のことで、お店の入り口に置いてあります。)
(えしぇ蔵)
福岡市中央区天神4-5-13
050-5592-4935