飲食店における「安い」という言葉の意味を再考してみようじゃありませんか。今の日本においては、特に飲食業においては大いに誤解されている言葉ではないかと思うのです。「安い」というのは、客の立場から見て、自分が与えられた物やサービスに対して払った代価が、自分の予想よりも低い額であった場合に使う言葉であると個人的には考えています。つまりある程度の品質があってこその話です。ところが巷で「安い」を売りにしている飲食店の中には、本当に「安い」だけであって他の一切の要素が失格であるケースが多々見受けられます。「安い」をとったら何も残らないというのは「安い」ではなく、「でたらめ」というべきです。北九州のこのお店に行ってみて下さい。清潔で臭いや煙に対する設備も完備された居心地のいい部屋で、質も状態も申し分ないお肉をたらふく食べて、一品一品しっかりと作られたサイドメニューも食べて、お酒もたっぷり飲んで、気持ちのいい接客も受けて、そして最後にあなたが払った金額を考えてみて下さい。必ず「安い」と思うはずです。それです。それが「安い」ということです。本当の意味での「安い」お店がもっと増えてくれるといいんですけどね。
(えしぇ蔵)
北九州市小倉北区紺屋町1-11 阿部ビル2F
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